NASDAQ100投信がめっちゃ増えてる!
似たようなヤツが多いけど、結局、どれがええんや?
いつも一生懸命なあなたへ。ヒヨッコ投資家 こかです。
今回のブログはについて、NASDAQ100へ投資する投資信託4種類を比較します。
ちょっと前まではNASDAQ100投信なんてiFreeだけだったのに、いつの間にか4つも販売されていました。
ずいぶん、増えましたね。結局、どれがいいのでしょうか。
ちなみに、わたしはiFree NEXT NASDAQ100インデックスへ投資しています。
乗り換え予定はないですが、今後、eMAXIS NASDAQ100インデックスも伸びてくるのではないかと思います。
本日もぜひ最後までご覧ください。
NASDAQ100への投資信託、4つアリ
昨今のハイテク投資人気で、NASDAQ100へ投資する投資信託が増えましたね。
2021年5月現在、NASDAQ100へ投資できる投資信託(レバレッジなし)は4種類あります。
NASDAQ100投信4つを比較
4つのNASDAQ100投資信託を比較します。
iFree NEXT NASDAQ100 インデックス | NZAM ベータ NASDAQ100 インデックス | インデックス ファンド NASDAQ100 | eMAXIS NASDAQ100 インデックス | |
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設定日 | 2018/9/4 | 2020/3/12 | 2020/8/31 | 2021/1/29 |
純資産(億円) | 250.06 | 15.95 | 97.38 | 89.22 |
信託報酬(税込) | 0.495% | 0.44% | 0.484% | 0.44% |
その他費用 (運用報告書より) | 0.083% (第二期 運用報告書) | 1.175% (第一期 運用報告書) | 不明 (決算未到来) | 不明 (決算未到来) |
運営会社 | 大和アセット マネジメント | 農林中金全共連 アセット マネジメント | 日興アセット マネジメント | 三菱UFJ 国際投信 |
投資対象(NASDAQ100)と為替ヘッジなしという点は、4商品とも共通しています。
また、全商品、つみたてNISAの対象外です。
一番の古株は、iFree NEXT NASDAQ100インデックスか。
iFree NEXT NASDAQ100インデックスに「追いつけ、追い越せ」の雰囲気がよくわかるね。
iFree NEXT NASDAQ100インデックス
最初に売り出されたNASDAQ100投信です。
先行者利益も働き、純資産額も4商品の中でトップ。
同じiFreeシリーズで、レバレッジ型のNASDAQ100投信も販売しており、レバレッジあり・なしで保有している投資家もいることでしょう。
NZAM ベータ NASDAQ100インデックス
取り扱っている金融機関が、以下の5社のみとなっており、純資産額がなかなか伸びず、苦戦しているように見受けられます。
- SBI証券
- 楽天証券
- マネックス証券
- auカブコム証券
- 松井証券
あまりに純資産額が少ないと、将来的に繰上償還の恐れもあるため、投信を選ぶときは純資産額も要チェックです。
また、信託報酬はiFree NEXT NASDAQ100インデックスよりも安いものの、その他の費用が1%を超えています。
初年度のため、管理費等発生したのでしょうが、1%を超えるコストはイタイです。
個人的には、NZAM ベータ NASDAQ100インデックスへの投資はナイかな…と思います。
インデックスファンドNASDAQ100
インデックスファンドNASDAQ100も、純資産がそれほど伸びていないようです。
後発のeMAXIS NASDAQ100インデックスと比較すると、勢いにかけるかな…という印象。
個人的には、信託期限10年は不要だと思います。
eMAXIS NASDAQ100インデックス
eMAXISシリーズの知名度も相まってか、純資産の伸びは4商品の中でトップクラスです。
これからも純資産は伸びるでしょうね、
eMAXIS NASDAQ100インデックスの大きなポイントは、iFreeより信託報酬を安く抑えられている点です。
実質コストがどの程度かが気になるところですね(決算未到来のため、まだわかりません)
eMAXISシリーズはコッソリと実質コストが高いので、結局、iFreeとトントンかもしれません。
iFreeのライバルになるならば、eMAXIS NASDAQ100インデックスだと思います。
投資信託選びで純資産が重要な理由
なんで投信選びで純資産が重要なん?
繰り返しますが、純資産が減ってしまうと、繰上償還の可能性があるため。
繰上償還とは、投資信託の運用が途中で終わってしまうことです。
たとえば、信託期間が「無期限」や「20XX年XX月XX日」と設定されていたとしても、「もう、あきまへん」となったら、途中で投資信託が償還されてしまいます。
繰上償還が起こると、損益が確定してしまう
繰上償還が起こると、償還時点での時価総額から諸経費を引かれた金額が、保有数量に応じて分配されます。
これから利益が見込めるのに!
今の価格で損切りはやめてぇぇぇ!
など、投資家の意向は反映されず、ゲームストップ。
投資信託の運用が終了してしまう=その時点で損益が確定してしまいます。(大抵、損失が出ることが多いです)
どうして繰上償還が起こるのか
繰上償還の条件は、目論見書に書かれています。
一般的に、投資信託の資産規模(純資産)が小さくなると繰上償還が起こりやすいです。
投資信託は一定以上の資産があってこそ、効率的に運用されるモノ。
解約が増え資産規模が小さくなると、運用が困難になり、繰上償還するパターンが多いです。
たとえば、iFree NEXT NASDAQ100インデックスの場合
iFree NEXT NASDAQ100インデックスの目論見書には、繰上償還の条件が下記のように書かれています。
次のいずれかの場合には、委託会社は、事前に受益者の意向を確認し、受託会社と合意のうえ、 信託契約を解約し、信託を終了させること(繰上償還)ができます。
● 受益権の口数が30億口を下ることとなった場 合
iFree NEXT NASDAQ100インデックス 交付目論見書より
● NASDAQ100指数(円ベース)が 改廃された場合
● 信託契約を解約することが受益者のため有利であると認めるとき
● やむを得ない事情が発生したとき
繰上償還リスクを回避するため、投資信託の純資産額も要チェックです。
NASDAQ100投信の違いは信託報酬のみでなく、純資産もチェック
NASDAQ100へ投資する投資信託をご紹介しました。
いづれもNASDAQ100へ投資する商品で、信託報酬や純資産などで差が出てきます。
個人的には、今後、iFree NEXT NASDAQ100インデックスとeMAXIS NASDAQ100インデックスの二大勢力となるのではないかと予測しています。
オルカンホルダーがNASDAQ100に投資するならば、eMAXISシリーズを選ぶというパターンも増えそうです。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
最高のフィナーレを。