
2020年から始めたiFreeNEXT NASDAQ100インデックス。
含み益キープ中なんやけど、やっぱりNASDAQ100って最強なん?

今って、ハイテクどうなん?!
みなさん、こんにちわ。ヒヨッコ投資家 こかです。
恐る、恐る、2020年1月からiFreeNEXT NASDAQ100インデックスの積み立てを始めました。
最初に積立設定をしただけなのに、2021年半ばには50%近く上がりました。2022年の株安で含み益は萎んでしまいましたが、2023年1月現在、なんとかプラスをキープしています。
相場環境にもよりますが、S&P500だけでなく、NASDAQ100も強いなと実感しました。
でも、やっぱりS&P500や全米株式のほうが安心?
う〜ん、S&P500とNASDAQ100、投資するならばどっちがよいのでしょうか。
本日のブログ記事では、S&P500とNASDAQ100の概要、過去のリターンを比較します。
本日も最後までご覧ください。
NASDAQ100とS&P500をまるっと比較します


S&P500とNASDAQ100の違い?
銘柄数とか、業種とか??
NASDAQ100とS&P500の対決のため、両者を比較しましょう。
S&P500 | NASDAQ100 | |
---|---|---|
算出開始時期 | 1957年3月4日 | 1985年1月31日 |
算出会社 | S&P Dow Jones Indices社 | Nasdaq社 |
対象銘柄 | ニューヨーク証券取引所、 NASDAQに上場している銘柄 | NASDAQに上場している銘柄 (金融は含まない) |
銘柄数 | 約500 | 約100 |
評価通貨 | 米ドル | 米ドル |
指数の計算方法 | 時価総額比率の加重平均方式 | 時価総額比率の加重平均方式 |
業種 | 幅広い業種 | 情報技術が多い |
日本からの投資方法 | ETF・投資信託 | ETF・投資信託 |
投資信託の場合 つみたてNISA | OK | NG |

S&P500とNASDAQ100を比較すると、割と違いがあるね。
NASDAQ100は、S&P500より銘柄数が少ない上に、業種もやや偏っています。
NASDAQ100は、新興企業などの勢いのある銘柄群が揃っている分、値動きも大きいです。
上がるときがグーンと上がりますが、下がるときもガタガタと下がります。
値動きをどう捉えるかで判断が分かれますね。
ちなみに、つみたてNISAでの運用はS&P500系投資信託に限られます。
「つみたてNISAで投資したいんだけど、S&P500か、NASDAQ100か…」のようなお悩みならば、S&P500系の投資信託にしましょう。
全米株式とNASDAQ100に投資して
S&P500ではありませんが、わたしは全米株式(VTI)へ投資しています。
VTIと並行してNASDAQ100に投資して思うことは、「この勢いがいつまで続くかな」ということ。
上がりっぱなしの株式なんてあるわけがなく、NASDAQ100の上昇余地は常に気になります。
楽観的になりすぎず、「いつか資金が一気に流出するかも…」という危惧は抱いていますね。
NASDAQ100とS&P500の構成銘柄

NASDAQ100ってどんな銘柄が入ってるんや?
NASDAQ100とS&P500の構成銘柄の上位10位をおさらいします。
NASDAQ100 | S&P500 | |
---|---|---|
1 | Microsoft(11.88%) | Apple(6.12%) |
2 | Apple(11.75%) | Microsoft(5.29%) |
3 | Amazon.com(6.61%) | Amazon.com(2.54%) |
4 | Alphabet<GOOG>(4.02%) | Berkshire Hathaway(2.02%) |
5 | Alphabet<GOOGL>(3.97%) | Alphabet<GOOG>(1.60%) |
6 | NVIDIA(3.79%) | Alphabet<GOOGL>(1.56%) |
7 | Tesla(2.81%) | UnitedHealth Group Inc(1.47%) |
8 | Meta Platforms Inc(2.71%) | Johnson & Johnson(1.37%) |
9 | PepsiCo Inc(2.02%) | Exxon Mobil Corp(1.34%) |
10 | Broadcom Inc(2.00%) | JPMorgan Chase(1.16%) |
GAFAMが上位を占める点は、NASDAQ100、S&P500とも共通ですが、組み入れ割合が異なります。

NASDAQ100ってほとんどGAFAMやん。
「アメリカのハイテク産業はまだまだ伸びるぜ!!」と考える投資家さんならば、NASDAQ100のようにGAFAMを多く含む投資先がよいかもしれません。
しかし、NASDAQ100は情報技術セクターを多く含む反面、金融セクター銘柄やオールドエコノミー銘柄を含みません。
繰り返しになりますが、S&P500と比べると、NASDAQ100の銘柄群はやや偏りがあります。
10年間のリターン比較 NASDAQ100 vs S&P500

直近10年間のリターンを比較するため、nasdaq.comの特集にあった「NASDAQ100 vs S&P500」から引用します。
2019年の記事で古いですが、参考になるかと思います。
年間トータルリターン比較
2008年からのNASDAQ100とS&P500の年間のトータルリターン比較です。
(青:NASDAQ100/ピンク:S&P500)

リーマンショックのあった2008年は、S&P500よりもNASDAQ100の方が下げていました。
しかし、その他の年ではNASDAQ100の方が年間リターンは優秀でした。

○○ショック的なのが起こったとき、真っ先に新興市場から資金が引き上げられる感じよね。

でも、NASDAQ100の方がS&P500より優秀なんか…。
わたしは「華やかに株価挽回をしたから、NASDAQ100の方が優秀」とは思いません。
2023年現在から振り返れば、「NASDAQ100って、見事に回復してすごいね」と思いますが、2008年、2009年の渦中にいるときも同じように感じられたでしょうか。
当時、わたしがNASDAQ100へ投資していたら、

株価が戻ってきてるしいいけど、その前にめっちゃ下がってるしな。
また二番底が来るんじゃ…。
など、ボラティリティの大きさを気にしながらホールドしていたと思います。
心の底から安心できない、と。
累積のトータルリターン比較
次に、2008年からのNASDAQ100とS&P500の累積のトータルリターン比較です。

2007〜2019年の動きを見ると、NASDAQ100がS&P500をアウトパフォームしています。
ただし、どの時代を切り取るかによって見える景色は異なります。
2000年1月からNASDAQ100とS&P500に投資した場合

パフォーマンスを比較する時期を変えてみよう!
2000年からの20年間でNASDAQ100とS&P500を比較してみます。
青:NASDAQ100/水色:S&P500

2000年から投資を始めた場合は、NASDAQ100とS&P500は同程度のリターンです。
むしろ、2000年からの20年間の場合、NASDAQ100の方が下回っていることがほとんどです。
ハイテクバブルがはじけて、NASDAQ100は株価を回復するのに時間を要したのでしょう。
やはり、投資する時期、投資環境によって、投資結果は異なります。

ひとつのデータを過信するのは禁物や!
2020〜2021年のコロナ禍でのハイテク株は著しく上がりましたが、相場環境によっては弱いときもあります。
現在、わたしの中では、「無難なのはS&P500と承知の上で、新興市場に資金を振るならばNASDAQ100」くらいの認識で落ち着いています。
【わたしの場合】NASDAQ100は全米株式の50%程度にしています

2021年は、NASDAQ100はS&P500をアウトパフォームしていました。
レバレッジをかけて投資する商品もあるくらい、「アツイ」商品でした。
しかし、2022年のバリュー株相場では株価を大きく下げました。
わたしはNASDAQ100へ全力投資はしていません。
全米株式(VTI)を基本とし、全米株式の1/3〜1/2程度でNASDAQ100へ投資しています。
NASDAQ100は非常に魅力的な投資対象ですが、ボラティリティの大きさや銘柄群の偏りがあります。
「銘柄の偏り」というのが、NASDAQ100のリスクでもあり、同時に魅力でもあります。
「S&P500か、NASDAQ100か」を考えた際、個人的には、「S&P500をベースに、一部をNASDAQ100に投資するくらいがいい」と感じています。
「未来を作る」企業に投資する面白さはNASDAQ100ならではなので、やめられないんですよね。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
最高のフィナーレを。


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