投資信託の積立?がいいって聞いたけど、何に投資すればいいんやろ…
たくさんある銘柄の中から、ひとつめを決めるって難しいよね
みなさん、こんにちは。ヒヨッコ投資家 こかです。
今回の記事は、全世界株式と先進国株式(米国株式)のどちらに投資すべきかについて考察します。
先に結論をお伝えすると、まずは全世界株式へ投資してみて、好みやリスク範囲に合わせて他の投資対象をトッピングしていけばよいのではないかと思います。
一国に集中するリスクを避けながら、世界の経済成長を享受できる点が全世界株式投資の魅力であり、平均点を狙う投資にはピッタリだからです。
平均点以上を狙いたい投資家さんならば、他の国や地域に目を向けるのも悪くないかもしれません。
本文で詳しくお話ししますね。
本日もぜひ最後までご覧ください。
先進国株式と全世界株式 、どっちがいい?
先進国株式と全世界株式のどっちに投資しようか迷ったら、全世界株式でよいのではないでしょうか。
投資の平均点を狙うにはもってこいなのが、全世界株式です。
全世界に投資する=先進国・新興国の経済成長を享受できる
全世界株式へ投資することは、先進国、新興国すべての国の経済成長を享受することとなります。
米国はもちろん中国、日本、ヨーロッパ、インド…全世界へ投資することとなります。
全世界へ投資をすれば、経済成長を取りこぼすことなく、一国や一つの地域に集中するリスクを背負う必要もありません。
ところで、世界経済って成長してるの?
普段の生活では明るい話題が少なく、経済が成長している実感はあまりありません。
しかし、世界の経済成長率はじわじわと伸びています。
世界の経済成長率(世界銀行)
世界の経済成長率を確認してみるよ!
世界銀行が発表している世界の経済予測の表から一部抜粋します。
2020 | 2021 | 2022推定値 | 2023予測値 | 2024予測値 | |
---|---|---|---|---|---|
世界 | -3.2 | 5.9 | 2.9 | 1.7 | 2.7 |
先進国 | -4.3 | 5.3 | 2.5 | 0.5 | 1.6 |
米国 | -2.8 | 5.9 | 1.9 | 0.5 | 1.6 |
ユーロ圏 | -6.1 | 5.3 | 3.3 | 0 | 1.6 |
日本 | -4.3 | 2.2 | 1.2 | 1 | 0.7 |
新興国・途上国 | -1.5 | 6.7 | 3.4 | 3.4 | 4.1 |
2020年、新型コロナウイルスの影響で、世界の経済成長率は-3.2%とマイナスに転じました。
しかし、2021年は5.9%成長し、2022年以降もゆるやかながらも成長傾向です。
…じゃあ、日本の経済成長率はどうなの?って思いますよね。
日本の経済成長率を見てみると、2021年:2.2%(世界経済:5.9%)、2022年:1.2%推定(世界経済:2.9%)と海外諸国に比べると、ゆるやかな成長率です。
日本だけに投資してると、他の国の経済成長にあやかれない!
経済成長のリスク要因
さて、経済成長の下振れリスクとして、世界銀行が挙げているものは以下のとおりです。
インフレ収束が世界経済のカギを握っていますね。
成長してるなら新興国一本でいいですか
新興国が伸びてるなら、新興国一本がいいのかなぁ?
成長率が高いと言えど、新興国のみへの投資はリスクが大きいかなと思います。
新興市場の株式市場の規模はまだまだ小さく、投資家を守る仕組みが整っていない国もあり、投資するにはやや心許ないです。
また、内紛が起こったり、急な通貨変動があったり、政治・経済面でも不安定な面もあります。
ポートフォリオへ新興国株を組み入れるのはよいですが、メインの投資先にするのはおすすめできません。
先進国株式に投資すると、新興国の成長は享受することができないね。
わたしが米国株へ投資している理由
さて、わたしは全世界株式へ投資するファンド(楽天VT)を持ちつつ、米国株へ投資しています。
年間7%と言われる米国株式の上昇率が魅力だから、あえてリスクを取って一国に投資しています。
米国の経済成長率以上に株価が上がってる?!
実は、経済成長率は全世界の方が優れていても、経済成長率と株式評価額はイコールではありません。
世の中には「資金の流れるトコロ」「資金の流れにくいトコロ」が存在します。
経済成長率が高いところに資金が集まるとは限らず、経済成長率と株式評価額は比例しているわけではありません。
全世界株式VS全米株式、どっちの株価が上昇してる?
全世界株式と全米株式をさらに比較してみるよ!
VTI(全米株式へ投資するETF)とVT(全世界へ投資するETF)のチャートを比較します。
VTI(青)とVT(水色)です。
VTIの方がVTよりも株価が伸びており、リーマンショックからの回復もVTIの方がやや早いです。
基本は全世界一本で十分だと思います。
しかし、一国に集中させるリスクを受け入れられるならば、全米株式の方が上昇力が大きいです。
積立投資は少額でもいいの?
イキナリまとまった金額を株式投資にまわすことに抵抗があるんだけれど…。
1,000円でも、3,000円でも、自分がムリなくできるできる金額で始めたらオッケーです。
今までゼロだったところから、急に何百万円も投資するのがコワイのは当然です。
もちろん損する可能性だってあるんですから、自分ができる範囲で、しかしなるべく早く始めたらいいと思います。
銘柄を分けてもいいのでは
積立投資をするとき、一つの銘柄に絞る必要はありません。
「全世界株式と先進国株式のどっちにしよう…」と迷っているならば、複数の銘柄を積み立てたらよいんです。
全世界も、先進国も、米国も気になるのであれば、すべての銘柄に少額ずつ投資するのもOK!
投資をしているうちに違和感を感じたら、積立投資の設定はいつでも変更可能です。
下記の記事で全世界株式の投信をまとめています。
投信選びの参考にしてください!
全世界株式か、先進国株式か。迷ったら全世界株式から始めてみては?
全世界株式と先進国株式、どっちがよいか。
迷ったら、全世界株式から始めてみて、自分の好みやリスク許容範囲に合わせて、投資対象を決めていけば大丈夫です。
最後にもう一度、世界の経済成長率をまとめます。
新興国の経済成長率は魅力的ですが、市場が安定していないことが心配です。
よって、先進国と新興国を併せて全世界株式へ投資すれば平均的な投資成果が得られるのではないでしょうか。
新興国はいらないな、米国中心に投資したいなという場合、先進国株式や米国株式も選択肢に入ってくることでしょう。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
最高のフィナーレを。
▼全世界株式ってイロイロあってわからん!という方へ
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