
投資信託の積立?がいいって聞いたけど、何に投資すればいいんやろ…

たくさんある銘柄の中から、ひとつめを決めるって難しいよね
みなさん、こんにちは。ヒヨッコ投資家 こかです。
今回の記事は、全世界株式と先進国株式(米国株式)のどちらに投資すべきかということについて考察します。
わたしは全世界株式へ投資しつつ、米国株式へ投資しています。
最初は全世界株式へ投資してみて、好みやリスク範囲に合わせて他の投資対象をトッピングしていけばよいのではないかと思います。
一国に集中するリスクを避けながら、世界の経済成長を享受できる点が全世界株式投資の魅力です。
本日もぜひ最後までご覧ください。
先進国株式と全世界株式 、どっちがいい?

先進国株式と全世界株式のどちらに投資しようか迷ったら、全世界株式でよいのではないでしょうか。
一国に集中して投資するリスクを分散しながら、バランスよく世界の株式に投資できるからです。
全世界に投資する=先進国・新興国の経済成長を享受できる
全世界株式へ投資することは、先進国、新興国すべての国の経済成長を享受することとなります。
米国はもちろん中国、日本、ヨーロッパ、インド…全世界へ投資することとなります。

ところで、世界経済って成長してるの?
世界の経済成長率(世界銀行)
世界銀行が発表している世界の経済成長率の表から一部抜粋します。
2018 | 2019 | 2020見込 | 2021予測 | |
世界 | 3.0 | 2.3 | -4.3 | 4.0 |
先進国 | 2.2 | 1.6 | -5.4 | 3.3 |
米国 | 3.0 | 2.2 | -3.6 | 3.5 |
ユーロ圏 | 1.9 | 1.3 | -7.4 | 3.6 |
日本 | 0.6 | 0.3 | -5.3 | 2.5 |
新興国・途上国 | 4.3 | 3.6 | -2.6 | 5.0 |
2020年、新型コロナウイルスの影響で、世界の経済成長率は-4.3%とマイナスに転じる見込みです。
2021年の予測では、世界経済は4%の成長が予測されています。
先進国3.3%に対し、新興国は5.0%と高い経済成長が見込まれています。
一方、我が国日本の経済成長率は2.5%と低水準です。

日本だけに投資してると、他の国の経済成長にあやかれない!
経済成長のリスク要因
経済成長の下振れリスクとして、世界銀行が挙げているものは以下のとおりです。
- コロナウイルス感染のさらなる拡大
- ワクチン供給の遅れ
- 大流行による経済への予想以上の悪影響、財政的圧迫等

やっぱりコロナが最大のリスクなんかぁ
成長してるなら新興国一本でいいですか
成長率が高いと言えど、新興国のみへの投資はリスクが大きいかなと思います。
- 株式市場規模の小ささ
- 政治・経済が不安定
新興市場の株式市場の規模はまだまだ小さく、投資するにはやや心許ないです。
また、内紛が起こったり、急な通貨変動があったり、政治・経済面でも不安定な面もあります。
ポートフォリオへ新興国株を組み入れるのはよいですが、メインの投資先にするのはおすすめできません。
わたしが米国株へ投資している理由
わたしは全世界株式へ投資するファンド(楽天VT)を持ちつつ、米国株へ投資しています。
年間7%と言われる米国株式の上昇率が魅力だからです。

経済成長率以上に株価が上がってる?!
経済成長率は全世界の方が優れていても、経済成長率と株式評価額はイコールではありません。
世の中には「資金の流れるトコロ」「資金の流れにくいトコロ」が存在します。
全世界株式VS全米株式
VTI(全米株式へ投資するETF)とVT(全世界へ投資するETF)のチャートを比較します。
VTI(青)とVT(水色)です。

VTIの方がVTよりも株価が伸びており、リーマンショックからの回復もVTIの方がやや早いです。
基本は全世界一本で十分だと思います。
しかし、一国に集中させるリスクを受け入れられるならば、株式の評価額としては全米株式の方が大きいです。
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積立投資は少額でもいいの


イキナリまとまった金額を株式投資にまわすことに抵抗があるんだけれど…。
「積立投資は少額でもいいですか」と聞かれることも多いです。
1,000円でも、3,000円でも、自分がムリなくできるできる金額で始めたらよいと思います。
今までゼロだったところから、急に何百万円も投資するのがコワイのは当然です。
もちろん損する可能性だってあるんですから、自分ができる範囲で、しかしなるべく早く始めたらいいと思います。
銘柄を分けてもいいのでは
積立投資をするとき、一つの銘柄に絞る必要はありません。
全世界も、先進国も、米国も気になるのであれば、すべての銘柄に少額ずつ投資するのもOK
積立投資の設定はいつでも変更可能です。
ポートフォリオはバランスが大事

全世界株式と先進国株式、米国株式。
迷ったら、全世界株式から始めてみて、自分の好みやリスク許容範囲に合わせて、投資対象を決めていけば大丈夫です。
全世界でまるっと世界へ投資し、「もうちょっと米国株増やしたいな」と思った時点で米国株を増やしたり、「中国株も気になるな」と思えば中国株を増やしたり。
コース料理でメニューを追加注文する感覚に似ていて、ノーマルなポートフォリオをベースに気になる投資対象を追加していけばよいのではないでしょうか。

料理も、投資も「バランス」が大事
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
最高のフィナーレを。
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