米国株って株主還元が活発なんでしょ?
じゃあ、全米株式に投資するVTIなら配当金生活もできるの?
VTIで配当金生活ができなくないけれど、そこそこの元本が必要だと思うよ。
いつも一生懸命なあなたへ。ヒヨッコ投資家 こか(@cocablog)です。
今回のブログは、VTIでの配当金生活について考えます。
米国企業は株主還元が活発だから、全米株式に投資するVTIでも配当金生活ができるのでは…?との期待もあるかもしれません。
VTIでも配当金生活は可能だと思いますが、ちょっと効率的じゃないかな?というのが、わたしの正直なトコロです。
場合によっては、日本株も検討すべきかもしれません。
本日もぜひ最後までご覧ください。
VTIで配当金生活できなくないけれど
VTIで配当金生活は不可能ではないでしょうが、ちょっとキビシイかも…というのが、わたしのホンネです。
VTIの配当利回りは1〜2%で推移しており、決して高配当ではありません。
配当利回り1〜2%の商品で、配当金生活をめざすのは、非効率だと思うんです。
投資額を増やせば受取配当金額は増える
もちろん投資額を増やせば、受取配当金額は増えます。
とは言えど、肝心の投資額を増やすのがムズカシイのが現状です。
VTIをいくら持ってたら、VTIで生活できるのかな。
簡単なシミュレーションをしてみよう!
たとえば、月々の生活費を10万円(かなりタイトな生活費…)と仮定します。
シミュレーション上、VTIの投資元本が6,000万円ならば、年間120万円の配当金が受け取れるとの結果になりました。(税金等考慮せず)
可能性はゼロではないでしょうが、ちょっと現実的ではないなと思います。
わたしならば、VTIで配当金生活を目指しません。
ちなみに、VTIの配当金推移については「【10年間データ】VTIの配当金と配当利回りをまとめました」に書いています。
併せて、ご覧ください。
配当金生活するなら他の銘柄でもよいのでは
配当金生活をするならば、VTI以外の銘柄でもよいと思います。
個人的には、VTIはキャピタルも含め、トータルリターンで勝負する銘柄だと捉えています。
配当利回りを追求するならば、VTIでなくてもよいのではないでしょうか。
王道はVYM
どんな銘柄だったら、配当金生活できる?
米国株で考えるならば、王道はVYMかと思います。
VYMのよいところ:銘柄分散・低コスト
VYMは約400銘柄で構成されており、分散力はGOOD◉です。
もし、ひとつの銘柄に集中投資していた場合、市場平均以上の下落を被る可能性も考えられます。
また、VYMの経費率は0.06%と、非常にローコストです。
投資のリターンは不確実だけれど、コストは確実に発生します。
なるべくコストを抑えて運用しましょう。
VYMのイマイチなところ:超高配当ではない
一方で、VYMの配当利回りは2.5〜3%ほどであり、決して超高配当株ではありません。
配当金で生活したい人にとっては、やや物足りない配当利回りかもしれません。
配当利回りを追求して、1つの個別銘柄へ投資する手法もあるよね。
でも、個人的には、優先すべきは分散投資かなって思う。
継続が投資の第一目標だからね…。
自分の資産が大きく下げちゃうと、投資を続けられないかもしれないし。
生活費に充てるなら日本株もアリ
「米国株ブログって、米国株推しじゃないの?」と思われるかもしれません。
しかし、配当金を生活費に充てるならば、日本の高配当株への投資もアリではないでしょうか。
日本円で生活している方がほとんどでしょうし、配当金を受領後、すぐに使えて便利なのは日本円ですよね。
円安が進む中、「日本円を持っててもどーなの?」との風潮もありますが…。
日本株で高配当投資?
ただ、日本の高配当株ETFはパッとしないので、個別銘柄への投資になるかもしれません。
日本株だと、KDDIやオリックス、花王あたりでしょうか。
わたしはJTへの投資で失敗しているため、超高配当株よりそこそこ高配当株がよいかな…と思います。
また、配当控除が使えませんが、J-REITやインフラファンドも悪くないと考えています。
わたしは、タカラレーベン・インフラ投資法人を1株(約11万円)保有しています。
インフラファンドって、初めて聞いたんだけど…。
インフラファンドについては、以下の記事をご覧くださいね。
だれかの投資方法のコピペではダメかも
VTIで配当金生活…
VTIへの投資は悪くないと思います。
ただ、配当金生活をするには、まとまった投資額が必要ではないでしょうか。
また、配当金投資と言っても、いろいろなタイプがあると思います。
再投資を視野に入れているならば、再投資先のアセット種類(日本株・米国株など…)もチェックした上で投資先を決めるのがよいのではないでしょうか。
純粋に配当金を受け取りたいならば、受け取り通貨も考慮する必要がありそうですね。
「配当金生活」という言葉を耳にすると、「いいなぁ」という気持ちが先行します。
しかし、金額や目的を突き詰めると、人それぞれのカタチがあり、だれかの投資法のコピーでは立ち行かないかもしれません。
あなたに合う銘柄、投資方法で、あなたが望む生活を叶えてください。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
最高のフィナーレを。
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