VTIの配当金入ってた!
あーん、税金がたくさん引かれてて嫌になる〜
米国株の配当金は税金が二重でかかってるしな。
いつも一生懸命なあなたへ。ヒヨッコ投資家 こか(@cocablog)です。
VTIから配当金を受け取るのは嬉しいですが、通知を見るたびに「あぁ〜」と感じることがあります。
それは、税金が国内外で二重に課税されていることです。
米国株投資を始めたてのころは意識していませんでしたが、投資歴を重ねるにつれて税金にも意識がいくようになりました。
今回のブログは、VTIの配当金にかかる税金についてお話しします。
本日もぜひ最後までご覧ください。
本編に入る前に
今回の記事内容は、Instagramにも投稿しました。
イラスト付きの方がわかりやすいかと思いますので、よかったら、Instagramの投稿もどうぞご覧ください。
VTIの配当金には2種類の税金がかかっている
VTIの配当金には2種類の税金がかかっています。
- 米国の税金
- 日本の税金
まず、配当金から外国税(米国の税金)が引かれます。
外国税(米国の税金)が引かれた後の金額に、日本の税金が引かれます。
うわ…
二重に課税されてるやん。
米国株の配当金は、米国の税金と日本の税金が課税されています。
10,000円の配当金にかかる税金っていくら?
2種類の税金がかかってることはわかった。
で、どれくらいの税金が取られるん?
配当金にかかる税率は、外国税:10%、国内税:20.315%です。
たとえば、年間10,000円の税金を受け取った場合の税額を計算してみますね。
実際は外貨での受取額を基本に計算されますが、簡略化するため、日本円で考えます。
税金の計算式
ちょっと難しくなるけど、一緒に計算しよな。
まず、税率のおさらいです。
2022年3月現在の税率は、以下のとおりです。
10,000円の配当金の場合は、以下の計算式で算出されます。
米国株で10,000円分の配当金を受け取った場合、合計2,828円の税金が発生します。
二重課税は調整できるって本当?
税金が二重でかかってるなんて、なんかモヤモヤする…。
なんとかできひんのかな。
二重課税は調整できます。
ただし、確定申告が必要で、何もしなければ課税されたままです。
二重課税を回避するためには確定申告を行う
確定申告で【外国税額控除】を行うと、日本国内の所得税から外国税のうち一定額が控除されます。
※ 控除には限度額があります。
詳細は国税庁のHPをご覧くださいませ。
確定申告…
できれば、やりたくないなぁ。
「確定申告」と聞くと、難しそうなイメージですが、意外と簡単です。
証券会社から届く「特定口座年間取引報告書」の数字を指定の箇所に記入するだけで、外国税額控除の書類が作成できます。
HS証券で確定申告について解説されていたので、リンクを貼りますね。
※ NISA口座の銘柄は外国税額控除の対象外です。(国内税が非課税のため、二重課税とならないため)
VTIの配当金にかかる税金と仕組みをしっかりと理解する
VTIの配当金は、外国税と国内税が二重で課税されます。
ちょっと手間ですが、確定申告を行えば、二重課税を調整できます。
ぶっちゃけ、確定申告は面倒ですが、わたしは申告しています。
投資状況によっては外国税額控除をしない方が有利な場合もありますが、米国株が保有されている方は外国税額控除をチェックしてみてくださいね。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
最高のフィナーレを。
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