話題の新NISA
複雑になる予感しかしません。
みなさん、こんにちわ。ヒヨッコ投資家 こかです。
2024年からの2階建て新NISAが物議を醸しています。
特にリスクの低い投資信託へ投資しなければいけない1階部分。
投資家の賛否が分かれるところです。
気になっていた以下の2点を2020年の税制大網で確認しました。
- 届出をすれば、低リスク商品への投資はしなくてもよい
- 現行NISAからロールオーバーできそう??
「新NISAで投信積立をしないといけない!」と不安に思っていた方、ご安心ください。
今回の記事をご覧いただけば、積立投資をせずにすむ条件がわかります。
※漢字が多いので、太字部分のみ読んでいけばわかるようにしています。
2024年から始まる新NISAは何かと問題あり
新NISAで投資家が注目しているのは、2階建構造であるという点です。
- 1階部分:低リスクの投資信託へ投資
- 2階部分:現行NISAを継承
原則として、1階部分へ投資した人だけが2階部分を利用できると報じられていましたが、実際は条件を満たせば1階部分への投資は免れます。
投資経験と届出があれば、投資信託への積立投資はしなくてOK
新NISAでは積立投信はマストって聞いてたけど、どうなん?
1階部分の投資信託への投資について、令和2年度税制改正の大綱から抜粋します。
めっちゃわかりづらい書き方されているので、先に意訳します。
読みやすくするため、斜字で注釈を入れています。
一 個人所得課税
1 金融・証券税制 (国税・地方税) 〔延長・拡充等〕
(1)(ヘ)当該特定非課税管理勘定(仮称)には、次に掲げる上場株式等のみを受け入れること。
(注1)上記の「特定上場株式等」とは、その居住者等の次に掲げる者の区分に応じそれぞれ次に定める上場株式等をいう。
(a)(b)に掲げる者以外の者 上場株式等(略)
(b)令和6年1月1日前(2024年1月1日)に非課税口座を開設していた者又は同日前に上場株式等の取引を行ったことのある者(投資経験者)のうち、その者の非課税口座が開設されている金融商品取引業者等の営業所の長(証券会社)に対し特定累積投資勘定(仮称)(新NISA1階部分)に公募等株式投資信託を受け入れないことを届け出た者 上場株式等(略)
(注2)上記(注1)(a)に掲げる者(投資経験・届出なしの人)は、その年分の特定累積投資勘定(仮称)において、6月以内に公募等株式投資信託の受益権を受け入れている場合(新NISA1階部分を利用している場合)に限り、特定上場株式等の受入れをすることができることとする。
日経新聞のニュースでも「例外的に」投資経験者は1階で積立投資をしなくても2階で株式に投資できると書かれています。
新NISAもロールオーバー可能?
今のNISAの株は新NISAに移せるの?
「新NISAへ現行NISAの資産がロールオーバーできるか」気になる点です。
【受入が可能な株式】の項目をみると、現行NISAからのロールオーバーが可能なのではないかと読み取れる条項があります。
b その居住者等の非課税口座に係る他の年分の非課税管理勘定、特定非課税管理勘定(仮称)又はその者の未成年者口座の非課税管理勘定若しくは継続管理勘定から移管がされる上場株式等
2024〜2028年までとされている新NISAで、「他の年の非課税口座」にあたるものは現行NISAのことかと思われます。(明記してほしい)
新NISAでは他の年の非課税口座(現行NISA)から移管させた株式も受け入れ可ということです。
複雑怪奇な新NISAでも積立投信から解放されます
2階建の上に例外あり…。
新NISAは何かと複雑怪奇な仕組みになっています。
きちんと届出をした投資家は、新NISAも現行NISAと似た感覚で利用できます。
積立投信をしたくない投資家もこれで安心です。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
ゆっくり、しっかり、あなたらしい投資を。
いつもありがとうございます!
今日も応援よろしくお願いします☆
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