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VTIとQQQは最適解ですか。【リターンが大きくなるが、リスクも大きくなる】

VTIとNASDAQ100を2:1くらいで持ってるんやけど、これってどうなんやろ?

NASDAQ100は値動きも激しいしなぁ。

いつも一生懸命なあなたへ。ヒヨッコ投資家 こか(@cocablog)です。

VTIやVOOで米国株投資に慣れてきたら、ちょっとほかの銘柄への投資もやってみたくなりませんか。

「SNSで聞くQQQってどうなんやろ…VTIに組み合わせてみようかな」という方に向けて、書きます。

今回のブログは、VTIとQQQの組み合わせについてです。

リターンだけを見ると、「VTIとQQQって最高!」と言いたくなりますが、投資にはリスクがつきものですしね。

本日もぜひ最後までご覧ください。

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VTIとQQQの組み合わせは最適解なのか

VTIとQQQの組み合わせは、最適解なのでしょうか。

答えは、「あなた次第」だと思います。

 

リスクとリターンは表裏一体です。

VTIとQQQの組み合わせの是非は、投資家それぞれのリスク耐性や趣向によるのではないでしょうか。

 

  • リスクを抑えて投資したい人→全米株式に分散投資ができるVTIをおすすめします
  • リスクOK!リターンを求めたい人→NASDAQ100銘柄へ投資できるQQQも組み合わせてみてもよいかも

 

詳しくお話しする前に、わたしの話をさせてください。

リスクを承知のうえでNASDAQ100へ投資

わたしも、2020年よりVTIに加え、NASDAQ100へ投資を始めました。

 

NASDAQ100へ投資を始めたときのわたしは、以下のような感じでした。

  • 米国株投資歴1年
  • 日本株投資は5年以上
  • 投資の酸いも甘いも経験済み
  • 月々の積立額をもう少し増やせそう
  • 運用期間は5年以上の見込み(10年くらい)

 

「ハイテク株は値動きが激しいと知りつつも、もう少しリスク取れそうやな〜」と考えていたころに、フォロワーさんがNASDAQ100へ投資されている姿を見て、わたしもNASDAQ100への投資を決心しました。

普通のNASDAQ100とレバレッジNASDAQ100を検討して、普通のNASDAQ100へ投資することにしました!

結果的に、VTIとNASDAQ100の組み合わせはよかったですが、それは時代が後押ししてくれただけかもしれません。

 

パフォーマンスはよいですが、やはりボラティリティは大きいです。

リスクも負っていることを忘れてはいけないと思っています。

 

また、個人的にはGAFAMの勢いが10年、20年先も続くのかはギモンなので、ベースはVTIがいいかと思っています。

リスクを負うことにはなるが、NASDAQ100へ投資してよかったと思っている

 

リスクを抑えたいならばVTIのみで

では、話を戻しますね。

VTIなら幅広い銘柄に投資できるし、市場平均が狙えるよね。

ポートフォリオ全体のリスクを抑えたい場合、VTIのみに投資する方がよいのではないでしょうか。

 

VTIの投資対象は、全米株式です。

分散力はバッチリです。

また、だいたい米国株式の市場全体と動きが一致しており、投資成果は「平均点」が期待できます。

 

以下の図は、2017年から2021年のVTI(青)とS&P500(オレンジ)のチャートです。

引用:TradingView

VTIはS&P500とほぼ同じような動きですね。

つまり、VTIならば市場全体の平均と同じようなリターンを目指せます。

 

分散力があり、平均点狙いの投資ができるVTIオンリーのポートフォリオは、リスクを抑えたい投資家さんにおすすめです。

VTIは全米株式へ投資するETF。リスクを抑え、平均点が狙える。

 

リターンを求めたいならばQQQも加える

市場平均狙いもいいけど、もうちょっとリスク取れそうやねん。

リスク許容範囲が広く、市場平均以上のリターンを求められるあなたは、VTIにQQQを加えてもよいかもしれません。

 

QQQを加えることのメリット・デメリットを整理します。

  • メリット:VTIのみよりも、大きなリターンが狙える可能性がある
  • デメリット:NASDAQ100銘柄への投資比重が高まるため、分散力が落ちる

 

NASDAQ100への投資割合が高まることにより、リターンが期待できる分、リスクも高まります。

 

先ほどと同様に、2017年〜2021年のチャートを見てみましょう。

VTI:青、QQQ:オレンジです。

引用:TradingView

QQQの方がめっちゃ上がってる!

QQQのリターンはVTIを超えていますね。

ただ、QQQの方が動きが派手で、リスクも大きいです。

 

VTIのみよりも、VTI+QQQの方がリスク・リターンとも大きいです。

VTIにQQQを加えると、リスク・リターンともに大きくなる。

 

過去の成績は過去のものでしかない

ただし、過去の成績はあくまでも過去のものです。

これからも同様の動きをするかは、わかりません。

 

だから、「リスクを抑えたいならばVTIのみで、リスクを受け入れられるならばQQQも組み入れてみる」が戦略かなと考えています。

 

2020年はQQQがめちゃくちゃ強かった

ちなみに、2020年はQQQがめちゃくちゃ強かったです。

PORTFOLIO VISUALIZERで、ポートフォリオのバックテストをしてみました。(バックテスト期間:2017〜2021年)

  • ポートフォリオ1:VTIのみ(青)
  • ポートフォリオ2:QQQのみ(赤)
  • ポートフォリオ3:VTIとQQQ半分ずつ(オレンジ)

 

引用:PORTFOLIO VISUALIZER

2020年、QQQのみで構成されたポートフォリオ2のパフォーマンスが大きく上げています。

VTIとQQQのミックスポートフォリオも、VTIオンリーより好パフォーマンス。

そもそもVTIとQQQの違いって?

VTIとQQQの違いを整理しますね。

 

VTIとQQQの概要

VTIとQQQの概要を比較しましょう。

QQQVTI
運営会社インベスコバンガード
設定日1999/3/102001/05/24
コスト0.20%0.03%
指数ナスダック100指数CRSP米国総合指数
保有銘柄数1024,124
2021年12月3日現在

VTIはまるっと全米株式に投資しています。

銘柄数も4000を超えており、銘柄分散されていますね。

 

QQQはNASDAQに上場する時価総額トップ100銘柄(金融のぞく)へ投資しています。

VTIの方が分散力は◉やな。

 

VTIとQQQの組入銘柄の違い

具体的にどんな銘柄へ投資しているか、見ていきますね。

 

VTI組み入れ銘柄

VTIの組み入れ銘柄トップ10です。

ティッカー銘柄名
1MSFTMicrosoft Corp.
2AAPLApple Inc.
3GOOGLAlphabet Inc.
4AMZNAmazon.com Inc.
5TSLATesla Inc.
6FBMeta Platforms Inc.
7NVDANVIDIA Corp.
8BRK.BBerkshire Hathaway Inc.
9JPMJPMorgan Chase & Co.
10UNHUnitedHealth Group Inc.
2021/10/31現在

大型株中心に、ハイテク銘柄からオールドエコノミー銘柄まで幅広く投資しています。

VTIはホンマにカバー範囲が広いな。

QQQ組み入れ銘柄

次に、QQQの組み入れ銘柄トップ10です

ティッカー銘柄名
1AAPLApple Inc
2MSFTMicrosoft Corp
3AMZNAmazon.com Inc
4TSLATesla Inc
5NVDANVIDIA Corp
6GOOGAlphabet Inc
7GOOGLAlphabet Inc
8FBMeta Platforms Inc
9ADBEAdobe Inc
10NFLXNetflix Inc
2021/10/31現在

アップルやマイクロソフトが並ぶ点はVTIと共通ですが、QQQは一層ハイテク寄りです。

組み入れ銘柄の差異が、リスクやリターンの違いに繋がります。

 

話が元に戻すと、

組み入れ銘柄の違い=リスク、リターンの差=VTIにQQQを組み入れるか、否か

だと思います。

ポートフォリオを考えるときは、ETFの組み入れ銘柄が大事やね。

 

ボラティリティの違い

2001年5月からの、VTIとQQQのボラティリティのグラフです。

ETFreplay.comから引用します。(VTI:緑/QQQ:青)

 

全体的に、QQQ(青)の方がVTI(緑)よりも、値動きが大きいです。

2008年のリーマンショックや2020年のコロナショックのとき、VTI・QQQともに大きく動いていますが、やはりQQQのほうが変動幅が大きいです。

大きな値動きに抵抗があるならば、VTIオンリーのほうが安心して保有できそうです。

 

VTIとQQQを組み合わせるかどうかは慎重に

ここ数年のQQQのパフォーマンスを見る限り、VTIにQQQを組み合わせることは間違いでなかったように思います。

わたしも「思い切って投資してみて、よかった」と感じています。

 

リスクを抑えて運用したいならばVTIのみがよいでしょう。

リスクが許容でき、リターンを求めるならばQQQをプラスするのもアリです。

 

ただ、人によっては「QQQってすごいけど、こんなに上がるって、、、ちょっと…激しいな」と思われるかもしれません。

自分のリスク耐性や資産、運用予定年数に合わせて、じっくりと考えてくださいね。

 

あなただけの、ポートフォリオの正解があるはずです。

 

本日もお読みいただき、ありがとうございました。

最高のフィナーレを。

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