
Tracers S&P500トップ10インデックス、人気あるね

S&P500じゃあかんの??
こんにちは。ヒヨッコ投資家 こか(@cocablog)です。
販売前からSNSで話題になっていたTracers S&P500トップ10インデックス。
気になりつつも、NASDAQ100やFANG+へも投資中のわたしは「投資しない」と判断しました。
今回のブログは、Tracers S&P500トップ10インデックスの評価やおすすめの人をまとめます。
Tracers S&P500トップ10インデックスへの投資を悩んでいる方はぜひ最後までご覧ください。
結論:わたしはTracers S&P500トップ10インデックスを買いません

わたしがTracers S&P500トップ10インデックスを買わない理由は下記のとおりです。
【NASDAQ100投信】や【FANG+】に投資しているため、Tracers S&P500トップ10インデックスは見送りです。

もし、NASDAQ100やFANG+を持ってへんかったら?
米国ハイテク系投信を持っていなかったとしても、買うならば少額でしょう。
…ホンネを言うと、大半の人は普通のS&P500で十分な気もします。
ご存知のとおり、S&P500の約4割が上位10銘柄で構成されています。
集中投資を否定するわけではありませんが、分散の観点からはわざわざ10銘柄に絞った投資信託を買う必要はないかな?と判断しました。
ちなみに、NASDAQ100やFANG+の詳細は、以下の記事をご覧ください。
Tracers S&P500トップ10インデックスをまるっと解説

Tracers S&P500トップ10インデックスをまるっと解説します。
| Tracers S&P500トップ10インデックス | |
|---|---|
| 設定日 | 2024年5月16日 |
| 償還日 | 無期限 |
| 信託報酬 | 0.10725% |
| 純資産 | 663.03億円 |
| 決算日 | 5月16日 |
| 投資対象 | S&P500トップ10指数 |
| 運用会社 | アモーヴァ・アセットマネジメント株式会社 |
| NISA | 成長投資枠 |
信託報酬
信託報酬は約0.1%とめっちゃ低コスト。
ほかのファンドの信託報酬と比べても見劣りしませんね。
実質コスト(第1期)
2025年5月決算(第1期)分の実質コスト(隠れコスト)は0.15%でした。(運用報告書より)
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の実質コストは1.0%なので、低コストに抑えられている商品だと思います。

コストは要チェック!
構成銘柄(FANG+と比較)
比較対象になりそうなFANG+の銘柄とともに、Tracers S&P500トップ10インデックスの構成銘柄を見てみましょう。
以下は販売用資料からの引用です。
(※ 1社で複数の銘柄が上場している場合や、スピンオフ(分離・独立)などの理由から、構成銘柄数が10を超えることがあります)
| ティッカー | 銘柄名 | 組入比率 | |
|---|---|---|---|
| 1 | MSFT | マイクロソフト | 18.8% |
| 2 | NVDA | エヌビディア | 18.3% |
| 3 | AAPL | アップル | 15.7% |
| 4 | AMZN | アマゾン・ドット・コム | 10.3% |
| 5 | META | メタ・プラットフォームズ | 7.9% |
| 6 | AVGO | ブロードコム | 6.2% |
| 7 | TSLA | テスラ | 5.1% |
| 8 | GOOGL | アルファベット(クラスA) | 5.0% |
| 9 | BRK | バークシャー・ハサウェイ | 4.7% |
| 10 | GOOG | アルファベット(クラスC) | 4.1% |
| 11 | JPM | JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー | 4.0% |
比較のため、iFree NEXTFANG+インデックスの構成銘柄も掲載します。
| ティッカー | 銘柄 | 組入比率 | |
|---|---|---|---|
| 1 | CRWD | クラウドストライク | 11.1% |
| 2 | NVDA | エヌビディア | 11.0% |
| 3 | AAPL | アップル | 10.5% |
| 4 | GOOGL | アルファベット クラスA | 10.4% |
| 5 | AVGO | ブロードコム | 10.0% |
| 6 | MSFT | マイクロソフト | 9.5% |
| 7 | NOW | サービスナウ | 9.1% |
| 8 | AMZN | アマゾン | 8.9% |
| 9 | NFLX | ネットフリックス | 8.2% |
| 10 | META | メタ・プラットフォームズ クラスA | 7.9% |
組入銘柄はよく似ていますが、Tracers S&P500トップ10インデックスは時価総額加重平均、一方のFANG+は等ウェート投資です。
ざっくり言うと、Tracersは「大型株の影響を強く受ける」FANG+は「どの銘柄も同じ割合で組み入れられる」ファンドです。
しくみの違いのみで判断すると、TracersのほうがFANG+より比較的「無難」な印象です。
メリットとデメリット

Tracers S&P500トップ10インデックスのメリット・デメリットを考えてみましょう。
メリット
米国のトップ企業へ集中投資できる点は最大の魅力ですね。
マイクロソフトやアップル、エヌビディアなど、米国株市場…しいては世界を牽引する銘柄群がそろっています。
また、上述したとおり、ハイテク系ファンドの中では比較的コストが安い点もメリットですね。
デメリット
投資対象銘柄数が10と少なく、分散効果に乏しいところは気になります。
もちろん、これは「集中投資」という特徴の裏返しです。
しかし、個人的にはS&P500投資の魅力って「広く分散されている安心感」だと感じており、どうしても気になってしまいます。
分散効果が低いと値動きも大きくなりやすく、長期で淡々と積み立てるにはちょっと気を遣うかなぁとの印象です。
Tracers S&P500トップ10インデックスがおすすめな人、おすすめでない人

こかブログ的「Tracers S&P500トップ10インデックスがおすすめな人、おすすめでない人」を整理します。
すでに全米株式やS&P500を保有していて、もう少し値動きのある投資先を試してみたい人やある程度の下落耐性のある人には選択肢のひとつになりそうです。
しかし、投資対象が限られるため「分散」を重視する人には不向きかもしれません。
長期・積立・分散を前提に考えるなら、つみたてNISAの枠内で王道の商品を積み立てるほうがメンタルにはよさそうです。
Tracers S&P500トップ10には投資しない

Tracers S&P500トップ10インデックスは、S&P500の構成銘柄のうち時価総額上位10社のみで構成される投資信託です。
現時点のわたしのポートフォリオでは重複する商品があるため、わたしはTracers S&P500トップ10インデックスには投資しません。
また、S&P500のトップ10銘柄は指数全体の約40%を占めているため、普通のS&P500で十分ではないでしょうか。
しかし、「米国トップ企業に集中投資したい」と思う人には魅力的なファンドだと思いますが、「コア資産」よりも「サテライト的な位置づけ」だと感じます。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
最高のフィナーレを。





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