NASDAQ100絶好調!
これはもうレバレッジいくしかないのでは?!
えぇ!レバレッジって怖くないの?大丈夫?
いつも一生懸命なあなたへ。ヒヨッコ投資家 こか(@cocablog)です。
「NASDAQ、最強やん?レバレッジかけてもいいのでは?」
…と思うこと、ありませんか。
少し待ってください。
レバレッジをかけて投資するiFree レバレッジ NASDAQ100は大きなリターンが狙えます。
しかし、値動きが激しく、商品特性を理解しておかないとイタイ目に遭いかねません。
今回のブログは、iFree レバレッジ NASDAQ100についてお話しします。
本日もぜひ最後までご覧ください。
iFree レバレッジ NASDAQ100について、まるっと!
iFree レバレッジ NASDAQ100(レバナス)について、まるっとまとめます。
長文ニガテ…。
先に結論をまとめるよ!
メキメキ上昇中のNASDAQ100に、レバレッジをかけて運用しているファンドです。
では、さっそく、詳細を見てみましょう!
iFree レバレッジ NASDAQ100の概要
iFree レバレッジ NASDAQ100の概要は以下のとおりです。
iFree レバレッジ NASDAQ100 | |
---|---|
設定日 | 2018/10/19 |
純資産 (2022/7/29時点) | 1,533.17億円 |
ベンチマーク | NASDAQ100指数 |
買付単位 | 100円〜 |
購入時費用 | 0円 |
信託報酬率 (税込) | 0.99% |
信託財産留保額 | 0円 |
信託期間 | 無期限 |
つみたてNISA | 対応していない |
決算月 | 10月18日 |
運用会社 | 大和アセットマネジメント |
詳しく見てみましょう!
純資産額について
「SNSで人気があるなぁ」と思っていたとおり、資金が流れていますね。
下記は大和アセットマネジメントさんから引用した設定来のチャートです。
基準価額の上昇も影響しているでしょうが、純資産額が大きく伸びています。
特に2021年中盤〜年末にかけて、ぐんぐん資金が集まっていますね。
純資産額って大事なん?
投資信託選びにおいて、純資産額もチェックポイントです。
人気がない投資信託は資金が流出し、純資産額が減りがちです。
純資産額が減ると、最悪の場合、早期償還になることもあり、せっかくの運用が志半ばで途絶えてしまうこともあります。
実質コストについて
また、2021年10月18日決算の運用報告書によると、実質コストは1. 162%とやや高めです。
オルカン(eMAXIS Slim全世界株式)の実質コストは0.170%なので、通常のインデックス投信より高めのコストです。
レバナスのコストが高いのは、なんでなん?
割高な運用コストの理由は、為替変動をヘッジするコストがかかっているからです。
iFree レバレッジ NASDAQ100は、外貨建てのNASDAQ100指数先物を組み入れており、現地通貨ベースでのリターンを基準に運用しています。
そのため、為替変動の影響を受けないよう、為替ヘッジを行っています。
iFree レバレッジ NASDAQ100=NASDAQ100×レバレッジ
iFree レバレッジ NASDAQ100は、NASDAQ100指数に2倍のレバレッジをかけて運用しています。
文章だとわかりづらいので、図解(Instagramの投稿)も貼りますね。併せてご覧ください。
ところで、レバレッジってなんですか
レバレッジ…?
って何??
iFree レバレッジ NASDAQ100の大きな特徴である「レバレッジ」
レバレッジと聞いても、「??」な方もいらっしゃるはず。
レバレッジとは、「テコの原理」のことです。
重いものを持ち上げる時、みなさんはどうしますか?
自分の力だけでは持ち上げられないとき、テコを使えば、少ないチカラでも持ち上げることができますよね。
投資信託におけるレバレッジも同じ。
レバレッジを使えば、少ない資金でも大きな利益を狙えるんです。
レバレッジを利用して、NASDAQ100を運用しよう!これが、iFree レバレッジ NASDAQ100です。
レバレッジをかけたら、イイコトあるの?
レバレッジをうまく使えば、自分の持っている資金以上の運用ができます。
たとえば、10万円持っている人が2倍のレバレッジをかけて、20万円分の運用をしたとします。
所持金の2倍相当で運用するため、レバレッジなしより、大きなリターン(プラスにも、マイナスにも)が狙えます。
所持金以上の運用ができる点が、レバレッジ運用のメリットなんです。
ぶっちゃけ、レバナスには消極的です
所持金以上の運用できるって、魅力的なんだけど…。
過去の運用実績が好調なiFree レバレッジ NASDAQ100ですが、「やるなら、少額かな」というのがホンネです。
わたしにはちょっとリスク高めだな、と感じちゃうんですよね。
強気でいられるのは、上昇相場だけ
レバレッジ商品は上昇相場に強いです。しかし、横ばいや下落相場には弱いという特性があります。
下落相場に弱い?
簡単なシミュレーションをしてみましょう。
10,000円の商品があり、以下のような値動きをしたとします。
値動き | |
---|---|
1日目 | 0.00% |
2日目 | 10.00% |
3日目 | 7.00% |
4日目 | 5.00% |
5日目 | 6.00% |
6日目 | 5.00% |
7日目 | 4.00% |
8日目 | 3.00% |
9日目 | 5.00% |
10日目 | 8.00% |
レバレッジあり・レバレッジ2倍のリターンをグラフ化すると、以下のようになります。
レバレッジ2倍の方は、レバレッジなしに比べ、大きく上昇しています。
10日間で、1.6倍の価格差がついています。
レバレッジ2倍だと、めっちゃ上がってる!
上昇相場を見ていると、レバレッジ2倍商品が魅力に感じますよね。
しかし、もし、以下のように、下降相場の場合はどんな値動きになるでしょう。
値動き | |
---|---|
1日目 | 0.00% |
2日目 | -3.00% |
3日目 | -5.00% |
4日目 | -1.00% |
5日目 | -4.00% |
6日目 | -5.00% |
7日目 | -3.00% |
8日目 | -1.00% |
9日目 | -2.00% |
10日目 | -5.00% |
レバレッジ2倍の方がめっちゃ下がってる…
レバレッジ2倍は、下落時も2倍です。
レバレッジ2倍は、上昇相場ならばメキメキと上がってくれるよい商品ですが、下降相場に入るとドンドン下がってしまいます。
「NASDAQ100は最強だから、ちょっとくらい下げても大丈夫!」と思われるかもしれませんが、どんな商品でも上下しながら推移します。
下落相場や横ばい相場が長く続いたときでも、レバナスを握っていられるでしょうか。
わたしは、「自分の想定外にまで下落したとき、売却してしまうのではないか」と不安です。
レバレッジをかけていると、想定外の下落もありえますからね。
(今回のシミュレーションで、計算上でも大きく下がることに驚きました)
10,000円で買った商品が、5,000円、4,000円まで下がったとき、強い意志で理性的な判断ができるかギモンです。
NASDAQ100のリスクにさらにレバレッジ?!
NASDAQ100だけでも、十分、リスクが高いと思うんだけど…。
現在、わたしはiFree NEXT NASDAQ100インデックスへ投資しています。
今は好リターンですが、NASDAQ100もリスクが結構高い商品だと感じます。
高リスクなNASDAQ100にレバレッジをかけて、さらにリスクを取る…のはちょっとコワイかなと思います。
せめて、S&P500にレバレッジをかけるならば、まだマシかもしれませんが、個人的にはレバレッジ型商品はおすすめできません。
iFree レバレッジ NASDAQ100インデックスは激辛投資
iFree レバレッジ NASDAQ100インデックスは、NASDAQ100指数に2倍レバレッジをかけて運用する投資信託です。
現在は米国株、中でもハイテク株が優位ですが、市場の流れが変わったときにどう動くのかな…と思います。
わたしがiFree レバレッジ NASDAQ100へ投資するならば、全力投資は控え、一部の資金での運用とします。
スリルやリスクを好む激辛投資家さんならば、まとまった額を投資してもよいかもしれませんが、こかブログでは積極的にはおすすめしません。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
最高のフィナーレを。
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