割安放置の高配当銘柄JTが、6月は配当金の権利月です。 キヤノンも同様ですね。
みなさん、こんにちわ。
ヒヨッコ投資家 こかです。
2016〜2017年は4,000円も見せてくれたJT。
最近はすっかり元気がなく、5月10日の株価は年初来安値の2,456円をつけました。
JTも含め、たばこ銘柄はどこまで下げるのか見通しがつきません。
しかし、実際はPER11.9倍、予想配当利回り6.17%と割安高配当銘柄なのです。
JTの配当権利獲得を前にし、過去3年分のJTの権利落ち前後の株価の推移を見てみます。
なかなか弱含みな株価の動きですが、配当金込みの評価損益を考えると悪くないなと感じさせられます。
配当を受け取るとき、たばこ銘柄の配当パワーを見せつけてくれますよ!
(「買い増ししようかな」とすら血迷ってしまう…)
日本たばこ産業(2914)権利日
JT(2914日本たばこ産業)の2019年6月の権利落ち日は、6月26日です。
権利確定日は6月25日です。
前日の6月25日までの株式を保有していると、配当金をもらう権利が与えられます。
私の買値は3,000円以上です。
今の相場では売却することができず、意図せずとも配当金権利を獲得することとなります。
6月25日に買って、26日に売却しても大丈夫!
権利落ち後の株価動向
直近3年間の配当権利落ち前後の株価の動きです。
権利落ち日は下げて始まることが多く、2018年6月は145円も下げて始まりました。
平均すると、権利落ち前後での値動きは−72円です。
2019年度の配当金予想(JTのIRページより)によると、中間配当は77円。
権利落ち後の株価は、配当金分くらい下げることが多いようです。
|
権利付最終日終値 |
権利落ち日寄値 |
権利落ち日終値 |
2016年6月 |
4,137 | 4,115 | 4,147 |
2016年12月 |
3,922 | 3,884 | 3,839 |
2017年6月 |
4,128 | 4,038 | 4,065 |
2017年12月 |
3,720 | 3,642 | 3,650 |
2018年6月 |
3,172 | 3,027 | 3,048 |
2018年12月 |
2,587 | 2,528 | 2,511 |
2019年6月 |
?? | ?? | ?? |
一番株価変動の大きかった2018年6月の株価推移を日足チャートで確認してみます。
6月に入ると株価は上昇するも、権利落ち後は下落。
その後は株価が戻ることなく、現在まで続きます。
現在の株価は安値圏なのでこれ以上の下げはないと思いますが、今年も6月の権利獲得に向けて上昇し、その後株価が下落・低迷…のシナリオかもしれません。
1年前に3,200円近辺で買っている人がいるので、そりゃ上値は重い…。
かー坊なら、「今が買い時や」と思って買う!
JTの配当性向
JTのIRページによると、今年の配当性向(予想)は74.6%です。
国内企業の配当性向は30%程度と言われる中、JTの配当性向は群を抜いています。
加えて、15期連続の増配銘柄であり、2018年の配当実績は年間で150円と配当利回りは高めです。
国内企業の中では優秀な方でしょう。
たばこ銘柄の株価と配当
格付け情報を見てみると、Standard & Poor’sはAA-、Moody’sはAa3と決して悪くない銘柄ですが、株価はイマイチ…。
株価低迷の背景には紙巻たばこの健康への危害が嫌気されているのでしょう。
健康への危害や裁判ごとはJTのみでなく、アルトリアやフィリップモリスも同様です。
たばこ銘柄の宿命でしょう。
たばこ銘柄を取り巻く背景や過去の株価推移を見ていると、今年も権利落ち後には下げる可能性が考えられます。
しかし、インカムゲインと割り切って長期保有するならばたばこ銘柄はぴったりです。
私がJTからいただいた配当金合計は29,500円です。(2年間保有・200株)
JTのIRサイトにあるとおり、年間154円の配当が出た場合、
2019年受領配当金(予定)
154×200=30,800円
累計
29,500+30,800=60,300円
あ、あれ…?
10万円以上ある評価損が気にならなくなってきたよ。
インカムゲインパワーを見せつけてくれます。
株主として、非喫煙者として、電子タバコや加熱式タバコの拡充を願いつつ、今後も長期保有でコツコツと配当金を積み上げていくしかないかなと思っています。
数年前、バブル期の公募で買ったNTTが配当金込みで買値以上になったと話題になりましたね。
JTもNTTのようになったりして…。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
最高のフィナーレを。
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