
電子タバコではiQOSに遅れを取っているJTですが、この度「プルーム・エス」の販売が全国に拡大されます。スターターキットの半額キャンペーンも実施中のようです。
みなさん、こんにちわ。
ヒヨッコ投資家 こかです。
JTは、高温加熱型のたばこ用デバイス「プルーム・エス」スターターキット、及び専用リフィル「メビウス・フォー・プルーム・エス」3銘柄の販売エリアを拡大し、2019年8月5日(月)より順次、全国のコンビニエンスストア等(約57,000店舗)及びたばこ販売店(約2,200店舗)で販売開始します。
全国のたばこ販売店の一部においては、7月22日(月)より先行販売を順次開始します。
なお、2019年6月4日(火)より、メーカー希望小売価格7,980円の「プルーム・エス」のスターターキットについて、半額の3,990円で販売するキャンペーンを順次実施しておりますが、この度の販売エリア拡大に伴い、全国のコンビニエンスストア等及びたばこ販売店においても、同様のキャンペーンを実施します。
https://www.jti.co.jp/investors/library/press_releases/2019/0704_01.html
電子タバコではフィリップ・モリス(PM)のiQOSが頭一つ抜きん出ている印象で、JTのプルーム・テックは出遅れ感があります。
7月1日には年初来安値(2,376円)を更新し、株価が軟調なJT。
プルームエス
がテコ入れになればよいなと思います。
JTにせよ、アルトリア(MO)にせよ、フィリップ・モリス(PM)にせよ、タバコ銘柄ホルダーからは株価に対して嘆きの声が多いです。
しかし、JTの10年間の株価推移を見ていると、「タバコ株は長期保有が大切」という定説が理解できました。



電子タバコってデザインが可愛い。
JT(2914)の10年間チャート



JTって全然だめや。
直近数年のJTホルダーはこのように言いますが、10年前にJTを購入していた場合、株価は約2.3倍になっています。
2009年3月の安値1,080円でJTを購入していた場合、7月5日の終値2,480円でも株価は約2.3倍に。
2009年3月はリーマンショックから半年が経過したころ。
アベノミクス相場に乗じて上昇していったという見方もできますが、2013〜2016年は大きく株価が動いている時もあったようです。
受取配当金の総額は
さらに、2009年からJTへ投資をしていた場合、受取配当金総額は、1株あたり1,000円を超えていると推測できます。
以下は、JTの2012年からの配当実績です。
2012年からの配当実績だけでも、956円/株です。
年度 | 中間 | 期末 | 年間 |
2019年度(予想) | 77 | 77 | 154 |
2018年度 | 75 | 75 | 150 |
2017年度 | 70 | 70 | 140 |
2016年度 | 64 | 66 | 130 |
2015年度 | 54 | 64 | 118 |
2014年度 | 50 | 50 | 100 |
2013年度 | 46 | 50 | 96 |
2012年度 | 30 | 38 | 68 |
合計 | 466 | 490 | 956 |
2009年にJT株を購入していたならば、受取配当総額は1,000円以上、評価益は1,000円以上。(1株あたり)
配当金だけで、購入価格をペイできています。
JTへはじっくり投資する覚悟で
現在の株価は、将来の喫煙者減少を織り込んだ上での株価でしょう。
ひょっとしたら、10年前の1,000円台になったりして…。
喫煙者が減少すると言えど、タバコはなくなりません。
タバコは国家にとって大きな税源です。
JTの株式が紙切れになる可能性は低いと思っています。
懸念点は自分の投資可能期間です。
数年前、バブル期の公募で買ったNTT株が配当金込みの価格で元値を超えたと話題になりましたね。
長く持てば持つほど、配当金でじわじわ利益を出してくれる可能性はあります。
問題はいつまで保有できるのかということ。
目の前で資産が減っていくストレスに耐えられるかということ。
JTやMOなどのタバコ株とつきあうには、日々の株価変動のみでなく、配当金込みでのトータルリターンを意識しましょう。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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