ウォルトディズニー株(DIS)の2019年4Q決算が出ました。
今からDISに参戦しても大丈夫?!
決算内容をまるっとご紹介
みなさん、こんにちわ。ヒヨッコ投資家 こかです。
ウォルトディズニー株(DIS)の第4四半期&2019年度決算が発表されました。
DIS、決算出ました。
EPS◎🌈 pic.twitter.com/jnyzJoJtyD— ヒヨッコ投資家こかの投資ブログ (@cocablog) November 8, 2019
売上高・EPSともに市場予想を上回り、株価は急上昇。
わたしはオリエンタルランドを保有中で、ウォルトディズニー株へも投資しています。
本日の記事は、これからウォルトディズニー株への投資を考えている方向けにウォルトディズニー株の見通しについて分析します。
ウォルトディズニー株、決算は市場予想を上回る
ディズニーが7日公表した7-9月(第4四半期)決算では、利益がウォール街の予想を上回った。実写版「ライオンキング」などの映画作品の興行成績やテーマパークからの利益の好調が寄与した。
発表資料によると、1株利益は一部項目を除いたベースで1.07ドル。アナリスト予想平均は95セントだった。売上高は191億ドル(約2兆880億円)。フォックスの資産を今年買収したことが支えとなり、アナリスト予想を上回った。ディズニーの新動画配信サービス、アマゾン端末でも提供へ米ウォルト・ディズニーは新しい動画配信サービス「ディズニー・プラス」をアマゾン・ドット・コムやサムスン電子、LGの端末でも提供することで合意に達した。来週12日のサービス開始前に数千万人のオンライン視聴者がアクセスできるよう準備を進めている...
ウォルトディズニー株の決算内容は市場予想を上回り、株価は上昇しました。
前日より大きく株価を上げ、11月7日のウォルトディズニー株は140ドルで取引をスタートしました。
しかし、決算内容をよく見ると減益でした。
決算内容を詳しく見てみます。
ウォルトディズニーEPSは前期比マイナス
ニュースにも上がっていたEPSを決算書よりピックアップしました。
2019年年間 EPS:5.77ドル(前年同期比19%減)
EPSは前期比減でした。
しかし、市場予想(95セント)を上回ったことが好感されたのです。
10年間のEPS
下記は直近10年間のEPSです。ぐんぐんと右肩上がりというわけではなく、伸びが鈍化するときがあります。
EPS(ドル) | |
2008年 | 2.28 |
2009年 | 1.76 |
2010年 | 2.03 |
2011年 | 2.52 |
2012年 | 3.13 |
2013年 | 3.38 |
2014年 | 4.26 |
2015年 | 4.90 |
2016年 | 5.73 |
2017年 | 5.69 |
2018年 | 8.36 |
2019年 | 5.77 |
EPSと年間平均株価をグラフにしました。
EPSがボコボコしているのに対して、株価は全体的に右肩上がりです。
ここ数年で急伸していますね。
ウォルトディズニー売上と純利益
ウォルトディズニーの売上は前年比プラスでした。
2019年年間 売上:69,570百万ドル(前年同期比17%増)
トイストーリー4や実写版アラジンの興行成績が売上アップに貢献しました。
ウォルトディズニーの4つのセグメント営業利益
セグメント別の営業利益をみてみます。
ウォルトディズニーのセグメントは4つあります。
- Media Networks:テレビ放送とラジオ放送
- Parks, Experiences and Products:ディズニーパーク・リゾート事業
- Studio Entertainment:映画の制作・配給
- Direct-to-Consumer & International:ストリーミングサービスやアメリカ国外への展開を担当
現在のウォルトディズニーの注目サービスはDisney+(動画配信事業)です。
今期、動画配信事業であるDirect-to-Consumer & Internationalの営業利益はマイナスでした。
2019年度ウォルトディズニー純利益は減少
貸借対照表で借入金の増加が気になりました。
前期は17,084百万ドルだった借入金は今期は38,129百万ドルとなっており、借入金が増えていました。
新規事業参入・既存事業の維持、いづれにもコストがかかるようです。
動画配信事業にかかるコストの他、アメリカ国外パーク事業のメンテナンス費用なども利益を圧迫する要因でした。
結果、ウォルトディズニーの2019年度純利益は前期比減の785百万ドルとなりました。
2019年年間 純利益:10,441百万ドル(前年同期比17%減)
ウォルトディズニー株は今から買っても大丈夫
市場予想を超えたと言えど、決算内容は厳しかったウォルトディズニー。
ウォルトディズニーへ投資する際の注目ポイントは以下の2点ではないでしょうか。
- 11月サービス開始のDisney+(動画)の先行き
- 既存コンテンツ(既存商品・キャラクター)の有効活用
これからもまだまだウォルトディズニーは世界を楽しませてくれると期待し、先日ウォルトディズニーの株主になりました。
ウォルトディズニーは長期保有銘柄なので、少額から投資し、少しづつ買い増していきます。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
最高のフィナーレを。
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