勧誘されて入会した持株会。
辞めたいけれど、辞められない人いるのではないでしょうか。
みなさん、こんにちわ。
ヒヨッコ投資家 こかです。
勤務先の持株会。
「なんとなく」「つきあいで」「勧誘されたから」「奨励金が出るから」と自社の持株会に入会している方、いらっしゃいませんか。
奨励金があると言っても、持株会へは疑問をいだいていました。
理由は、持株会は収入元と投資先が一箇所に集中されてしまうというリスクがあり、そのわりにメリットが少ないからです。
今回、ようやく持株会からの脱出に成功しました。
持株会に天引きされていた資金をVTIの購入代金に充てます。
持株会のメリット・デメリット
持株会のメリット・デメリットについて整理します。
率直なところ、持株会に対してはメリットが少なく、継続する価値はないと考えています。
持株会のメリット
持株会のメリットは以下の3点です。
- 1口(1,000円)から始められる
- 奨励金が出る(弊社は15%の奨励金です)
- 給与天引きでできる
メリットと言いつつも、実は投信つみたてやインデックス投資でも十分恩恵を受けられる程度のメリットです。
持株会のメリットをネット証券のサービスに置き換えてみます。
- 1口(1,000円)から始められる→ネット証券各社の100円投資がある
- 奨励金が出る→投資の都度、ポイントが貯まるサービスがある
- 給与天引きでできる→自動積立機能がある
残念ながら、持株会に斬新なメリットはないかもしれません。
「給与天引きで始められる手軽な小口投資」というメリットが薄れつつあります。
持株会のデメリット
持株会のメリットは以下の2点です。
- 規約に則った手続きが必要となるため、すぐに売却できない
- 収入を得るところと株式資産の投資先が同一である
資金が固定されてしまうことや収入元と投資先を一箇所に集中させるリスクがあります。
奨励金制度は嬉しいかもしれませんが、、持株会はゼロもしくは少数口数で十分です。
「自社株の積立」と聞くと敷居が低く感じるね。
投資に対して抵抗がある人でも、持株会ならば始めやすい。
ちなみに:入会のきっかけ
私は持株会には興味がなかったのですが、つきあいで始めることとなりました。
しかし、自社の体制に疑問を抱き始めたことをきっかけに、事務局へ「持株会を辞めたい、引き出したい」と伝えましたが、なかなか辞められず、困っていました。
売却には取締役会の承認が必要であったり、口数・休会手続きは所定の時期のみであったり。
とにかく、資金を固定されてしまいます。
今回、ようやく手続きができる時期が来たので、脱会の手続きを行いました。
持株会から脱会するべく!
持株会から脱会する手続きは結構手間でした。
自社の株主が一人減るわけですから当然のことで、「途中で辞めるくらいならば始めるな」という意見もあるでしょう。
持株会から脱会するには、それなりの理由と手続きを求められます。
脱会の理由を尋ねられる
脱会を申し出ると、理由を聞かれました。
まさか、「自社の体制に疑問を感じています。私の大事なお金を預けたくありません」と言えません。
ひとまず、「医療費のため」と言いました(至って健康なのですが…)
他の方の理由は、
- 子の教育費のため
- 介護に必要だから
などが多いようです。
わたしが述べた理由も追及されることなく、所定の書類を記入・捺印しました。
あとは理事会で承認されるのを待つのみです。
何かと時間と手間がかかる日本のカイシャ
持株会と言えど、会社にとっては大切な株主です。
然るべき手続きが必要なことは理解できますが、自分のお金をどう使おうが本人の自由。
手続き一つ、一つが煩雑であること、個人とカイシャが密接な関わりがある点に、日本社会特有の文化を感じました。
また、このスピード感じゃ、日本のカイシャは海外の流れにはちょっとついていけないかもとも思いました。
ウェブでささっとできれば良いのだけれど…。
【VTI】への積立に充てます
さて、持株会を脱会したことで解放された5,000円は月々のVTI買付に充当します。
残念ながら、弊社の成長率よりアメリカ経済の成長率の方が高いことは明白です。
持株会をするよりもVTIを買っている方が投資妙味があります。
奨励金を加味すると、持株会は利回りのよい投資かもしれません。
けれども、奨励金制度なんて経営状況によっていつまで続くかわからないし、アテにできません。
それならば、アメリカ経済をまるっと買っておく方がオイシイのです。
自社への投資はほどほどに
持株会にもデメリットばかりではなく、メリットもあります。
成長企業に在籍していた方の持株会の資産が、定年時には大きくなっていたという話も聞きます。
しかし、「安定企業」の持株会ならば、他の投資対象に投資した方が利回りが良い可能性大です。
固定される資金/自由に投資できる資金
どちらが投資家にとって有利でしょうか。
カイシャへはすでに労働力を提供しているので、大切な自分のお金まで差し出す必要はないと考えています。
労働の対価として得たお金を再度自社へ戻すのではなく、VTIへ投資し、ぐんと大きくなって自分のところへ戻ってくることを楽しみにしています。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
最高のフィナーレを。
いつもありがとうございます!
今日も応援よろしくお願いします☆
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