みなさん、こんにちわ。
ヒヨッコ投資家 こかです。
億り人を目指した叔母
私の母方の叔母は、私の親戚の中で一番お金と縁がある人です。
祖父母や母も「あの人(叔母)の口から『お金がない』という言葉を聞いたことがない」と言います。
幼かったので私は記憶がないのですが、山一證券破綻の時は青い顔して証券会社に走ったらしいです。
20年前の日本で、女性が証券会社に走り込む姿は珍しかったかもしれません。
叔母は金融資産1億円を目指していたようです。
叔母との会話から推測するに、残念ながら億り人にはなれなかったのだと思います。
今は還暦も過ぎ、最近は「これからは貯めるよりも使う」と話している叔母です。
一冊の本との出会い
そこでお金の大切さに目覚めたと話していました。
「多分、あの本を読まなかったらお金について何も学べなかった。
何も知らないままだった」と言います。
当時、事務員をしていた叔母はそこからコツコツとお金を貯めるようになりました。
叔母が始めた金の積立
資産形成をする上で一番効果があったものは何かを尋ねました。
すると「金の積立が一番当たったなぁ」という答えが返ってきました。
山一證券のエピソートを知っていたので「株」と答えるかと思いましたが、意外にも「金積立」でした。
「金なら価値はゼロになったことはないし、個人的な興味もあるから、長期的に投資できるなと思って金積立をしたんよ。
株はゼロになる可能性もあるでしょ」と言います。
確かに金のチャートを見ていると、2001年の同時多発テロ以来右肩上がりです。
先見の明があったと言えばそれまでです。
- 価値がゼロになることはないだろうと思われる投資対象
- 長期的に投資ができる投資対象
この二つのポイントを考えて投資対象を選択した叔母を素晴らしいと思いました。
当時はインターネットもなかったでしょうから、新聞や本から情報収拾をして、自分のアタマで考えて判断したのでしょう。
祖母や母も「(叔母が)誰からお金のことを教わったのかわからない」と言います。
見えないところで努力していたのかもしれません。
叔母からのプレゼント
子供の頃から、私は叔母が身についていた金のコインネックレスが大好きでした。
綺麗なコインが胸元で揺れる姿に、子供ながら魅力を感じていました。
そのネックレスを私は二十歳のプレゼントとして叔母からもらいました。
その時、「まずは大学卒業までに100万円貯めなさい。次は30歳までに1000万円貯めなさい」と言われました。
今も大好きで普段からよく身につけているネックレス
「いっ、いっせんまんえん…!!」と驚愕したことを覚えています。
そりゃ、おばちゃんはお金持ってるし1000万円くらいどうってことないやろけど、
私が貯めようと思ったら…
めっちゃ働けってこと〜〜?!
と思いました。
社会に出る前にイキナリ一生懸命働けと言われたと思って、少し凹みました。
自分も資産形成をするようになって、ネックレスを受け取った時の会話の真意がわかるようになりました。
叔母は「30歳の時までに1,000万円貯めて、コツコツとじっくりお金を増やしていきなさい」ということを伝えたかったのでしょう。
パパッと一朝一夕では資産形成できないということです。
長期投資の成功者が身近にいると、私も頑張ろうって思えます!
言われたとおり、私は大学卒業までに100万円貯めました。
運転免許、海外旅行もしましたが、叔母に言われた言葉を忘れずに、アルバイト代を貯金しました。
バフェットやボーグルなど著名人を参考に資産形成をするのも一つの方法です。
しかし、もし身近に参考にできる人がいるならば、その人の人生から知恵を拝借できるかもしれません。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
これからも応援よろしくお願いします。
みなさまからの応援で頑張れています!
2019/3/20 7:40
コメント