株ばっかりでいいのかって不安になることない?
株が下がったら、わたしの資産も大きく下がってしまう。
分散投資が必要やな。
ま、かー坊は不安にならへんけど(強がり)
いつも一生懸命なあなたへ。ヒヨッコ投資家 こかです。
テーパリングという言葉を耳にするようになりました。
テーパリングとは金融緩和政策の出口戦略のことです。もちろん、金融相場へも影響を与えます。
「今の自分の資産への影響はどうなのかな…」と考えたとき、株式だけでよいのかと不安になってきました。
今回のブログは、分散投資先のひとつである債券や債券ETFのBND・AGGについてお話しします。
本日もぜひ最後までご覧ください。
そもそも、債券は必要か?
債券が必要かどうかは意見が分かれるところです。
個人的には、資産の底上げをしてくれる役割が株式ならば、債券は資産の下支えをしてくれる役割だと考えています。
現在の株式相場や自分の運用期間を考えると、株式の方が好パフォーマンスでしょう。
しかし、株式相場が下落したときのことを具体的に想像すると、分散投資は必要だと感じます。
あらゆるリスクを想定する
長期間、投資をしていれば、株式相場の下落に見舞われることもあるでしょう。
株式市場は10年に一度のサイクルで大きな下げ相場が来ると言われています。
乗り切れば、「あの時は絶好の買い場だった」で済みますが、下げ相場の真っ只中では度胸や忍耐を試されるシーンがあるかもしれません。
持ち株が全部下がって、なかなか戻らない。
下げ止まる兆候がない。
そんな状況を想像すると、株式一本で踏ん張れるか不安。
分散投資のひとつとして
資産運用の中心は株式投資と言えど、分散投資も忘れてはいけないと思います。
どんなものでも、「いいとき」「悪いとき」があります。
熱狂の中にいるときは周りのことなど見えていません。
しかし、熱狂はいつか冷めるかもしれません。
「何が起こるかわからん」という前提に立つならば、わたしは分散投資が必要だと思うし、分散投資のひとつとして債券投資はアリだと考えています。
【比較】AGGとBND、どっちがいい?
米国株投資家が債券に目を向けたとき、候補のひとつに上がるのが債券ETFのAGGとBNDではないでしょうか。
次に、AGGとBNDを比較します。
先に結論を頼むで。
オッケー!
さて、以下はAGGとBNDを比較表です。
AGG | BND | |
---|---|---|
名称 | iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF | バンガード 米国トータル債券市場ETF |
運営会社 | iシェアーズ | バンガード |
設定日 | 2003/9/22 | 2007/4/3 |
純資産額(十億ドル) | 89.2 | 80.1 |
配当利回り | 1.73% | 1.89% |
経費率 | 0.04% | 0.035% |
保有銘柄数 | 9,659 | 10,138 |
利回りにも差はなく、う〜ん、比較が難しい!
いづれも低コストで広く分散された債券ETFであり、優劣つけがたいです。
普段からVTIやVOOを保有しているので、個人的にはBNDの方が親近感がありますね。
経費率はBNDの方が低いけど、神経質になるほどの差ではないと思うよ。
分配金込みのトータルリターン:BNDがちょっと優勢
以下の図は、BNDが設定された2007年4月から2021年7月末までの分配金込みのリターンです。
緑:BND/青:AGG
ほぼ重なってるやん!
BNDの方がAGGを(気持ち)アウトパフォームしていますが、ほぼおなじです。
トータルリターンとボラティリティ
トータルリターンとボラティリティを詳しくみてみるよ。
グラフで確認したように、ほぼ同じくらいです。
この程度の差ならば、誤差と捉えていいんじゃないかなと思います。
AGGとBNDの分配金推移
AGGとBNDの分配金をまとめました。(2020年1月分〜2021年8月分)
権利落ち日 | AGG | BND |
---|---|---|
2021年8月 | 0.166643 | 0.1361 |
2021年7月 | 0.155512 | 0.1321 |
2021年6月 | 0.166882 | 0.13448 |
2021年5月 | 0.172575 | 0.13057 |
2021年4月 | 0.172203 | 0.19245 |
2021年3月 | 0.189702 | 0.12875 |
2021年2月 | 0.191959 | 0.1392 |
2020年12月 | 0.125266 | 0.290780 |
2020年12月 | 0.205967 | 0.14323 |
2020年11月 | 0.192064 | 0.15097 |
2020年10月 | 0.201694 | 0.15029 |
2020年9月 | 0.195222 | 0.15307 |
2020年8月 | 0.207367 | 0.15874 |
2020年7月 | 0.222865 | 0.16239 |
2020年6月 | 0.213602 | 0.16874 |
2020年5月 | 0.236297 | 0.17385 |
2020年4月 | 0.24868 | 0.19046 |
2020年3月 | 0.239027 | 0.17275 |
2020年2月 | 0.243425 | 0.1825 |
2019年12月 | 0.190502 | 0.18728 |
3.937454 | 3.2787 |
※年末年始の都合上、1月分の権利落日は前年12月となっています。
BNDは2020年年末と2021年4月にキャピタルゲイン分も分配されました。
保有中のBNDから多めに分配金が入っていたから驚きました!
月によって分配金額にバラつきがあるものの、定期的に分配金が入るのは悪くないかなぁと思います。
分配金スケジュール:AGG、BNDともに月初
AGGとBNDの分配金スケジュールです。
AGGとBNDの分配スケジュールは同じで、毎月第一営業日が権利落ち日です。
分配金スケジュールも一緒やな。
債券投資について意見が分かれるけれど…
AGGとBNDを比較してみましたが、大きな差はありません。
すでにバンガードの商品へ投資していればBNDの方が馴染みがあるでしょうし、iシェアーズの商品を保有しているならばAGGの方がしっくりくるかもしれません。
ちなみに、VTIホルダーのわたしはBNDへ投資しています。
さて、株式以外の資産についての要・不要は、投資家によって意見が分かれるところです。
リスク許容度、資産、収入額、年齢、家族構成…
一人として同じ投資家はいません。
十人いたら、十通りの投資があります。
誰かの意見に従うのではなく、自分に見合ったリスク許容度でポートフォリオを考えてみてくださいね。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
最高のフィナーレを。
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