みなさん、こんにちわ。ヒヨッコ投資家 こかです。
2019年12月、楽天証券で投資信託の定期売却サービスが発表されました。
投資しているものもいづれは売却するときがきます。
運用の出口戦略を考えておく必要がありますね。
本日のブログでは、まず投資信託の定期売却サービスについてご紹介します。
そして、「運用しながら資産を取り崩す」ことは有用かどうか検証します。
最後までぜひご覧ください。
【楽天証券】投信定期売却サービス
2019年12月29日より、楽天証券で投資信託の定期売却サービスが始まります。
このサービスのポイントは以下の3つです。
- 毎月指定日に自動売却される
- 売却方法は3つ（定額、定率、期間指定）
- 一般、特定、NISA、法人口座で可能
毎月指定日に自動売却される
毎月、自分が指定した日に、自動的に投資信託が売却されます。
受渡日の指定は、毎月1日～28日の間で指定できます。
ただし、受取日が休日の場合は前営業日になります。
売却方法は3つ（定額、定率、期間指定）
売却方法は定額、定率、期間指定の3種類から選べます。
- 定額で売却する
- 定率で売却する
- 期間指定で売却する
定額で売却する
毎月一定額を売却していく方法です。
金額は1000円から1円単位で指定可能。
投信残高が2万円以下になるまで自動売却が続きます。
毎月3万円ずつ違う商品に乗り換える時などに便利！
定率で売却する
毎月指定した率に相当する口数を売却していく方法です。
1%以上0.1%単位で指定可能で、結構細かく指定できます。
ただし、指定できる率は50%と上限があります。
資産寿命をのばせるところがメリットやな
期間指定で売却する
「20XX年X月まで」と最終の売却期限を指定し、毎月等分された口数を売却していく方法です。
自分の年齢やライフイベントに合わせて受け取ることができます。
年金的な使い方ができるね
一般、特定、NISA、法人口座で可能
対象口座は一般口座、特定口座、NISA、法人口座です。
ただし、ジュニアNISAや未成年口座では使用不可です。
検証：運用しながら取り崩すは有効？
運用しながら取り崩すは有効？？
「運用しながら自動的に取り崩す」は堅実でカシコイと思います。
まず、出口戦略が重要な理由をお話し、運用しながら取り崩すことの有用性を考えてみます。
このサービス、かー坊もいいと思う
出口戦略が重要な理由
すべての投資家は出口戦略を考えておくべきです。
個人差はあるでしょうが、現在コツコツ積み上げているお金もいづれは取り崩す時がきます。
出口戦略がノープランだと、「とりあえず全部売却」してしまったり、取り崩し時期を逃してしまったりするかもしれません。
ノープランで投資した銘柄の手放し時が悩む…
保有資産を有効活用する観点からも、いつ、どれだけ、何を手放すかをざっくりとイメージしておくとよいですね。
資産寿命シミュレーション
では、「運用しながら取り崩す」は有効でしょうか。
三井住友銀行の資産寿命シミュレーションを使って、「運用しながら取り崩す」をシミュレーションしました。
60歳から取り崩す設定です。
利回り3%／年で運用しながら資産を取り崩す場合、受取総額は4,000万円とのシミュレーション結果に。
想像以上の金額だ！
一度に売却してしまうと、資産はそれ以上増えません。
「運用しながら」取り崩すことで、受取総額が増えました。
現役会社員にも有効な「取り崩し」
今回は老後の前提で考えましたが、会社員が長期療養のため休職し、傷病手当金を受け取ることとなったような場合にも有効です。
働けなくなった場合にも、資産を運用しながら取り崩せば収入補填にもなります。
もちろん、復職後は取り崩しをストップすればオッケーです。
注意：償還期限を迎えてしまう悲劇
取り崩し中に償還期限を迎えてしまうと、運用しながら取り崩す技が使えません。
予め償還期限が定められている投資信託の場合、注意が必要です。
定期売却システムをかしこく使おう！
人間は忘れたり、間違ったりする生き物。
投資信託を定期的に売却するならば定期売却システムを使うほうが確実。
リリースされた楽天証券の投信定期売却サービスは、メリットがあるなぁと思いました。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
最高のフィナーレを。
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