みなさん、こんにちわ。
ヒヨッコ投資家 こかです。
昨日、中途入社の女性社員(20代後半)に「確定拠出年金」の案内をしました。
いつも最初に「iDeCoや確定拠出年金って聞かれたことありますか」と尋ねます。
大抵の方が「いいえ」「興味がありません」との回答ですが、彼女は「始めてませんが、iDeCoの資料取り寄せはしました。よく日経womanで特集していますよね」ととても前向きな回答が返ってきました!
更に、
「入社するまでニートだったんです。お金のこと興味あるので、お金の話大好きです」
「日経womanで特集しているマネー特集に出てくるような高年収の方の話ではなく、手取り月20万円で一人暮らしみたいな現実味のある人の話を聞きたい」
「いつまで独身かわからないから、権利収入にはとても興味があります」
と日本人がタブー視しているお金のことをサラリと肯定し、次々と知識欲を語ってくれました。
彼女はまだ若く、金融資産も多くは持っていないかもしれません。
けれど、お金に対して積極的な姿勢で、とても好感が持てました。
マッチング拠出金制度
確定拠出年金にはマッチング拠出金制度というものがあり、企業が拠出する金額のほか、従業員自身でも拠出ができる制度です。
企業拠出分と従業員拠出分は同一口座で管理され、運用も一緒に行います。
導入しているかどうかは企業によりますが、企業型確定拠出年金に上乗せするiDeCoのようなイメージです。
企業型確定拠出年金の加入者はiDeCoの加入が認められていない場合があるので、そういったケースではこのマッチング拠出金制度を賢く使って老後資金を貯めていくのがよいと思います。
ただし、確定拠出年金・マッチング拠出金・iDeCoは基本的に60歳になるまでお金を引き出すことができません。
つまり、老後資金形成の一つの選択肢として考えるもので、直近で必要な資金の運用先にすべきではありません。
税制面でのメリット
資金を固定してしまうマッチング拠出金制度ですが、最大のメリットは税制面での優遇です。
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確定拠出年金 |
マッチング拠出 |
拠出時 | 非課税 | 非課税年末調整で小規模企業共済等掛金控除が受けられる |
運用時 | 運用益非課税 | 運用益非課税 |
受取時 | 年金受取:公的年金等控除が受けられる一時金受取:退職所得控除が受けられる | 年金受取:公的年金等控除が受けられる一時金受取:退職所得控除が受けられる |
現在の現役世代が実際にお金を受け取る時になると、税制も変わっているかもしれませんが、特筆すべきは拠出した金額が小規模企業共済等掛金控除の対象となることです。
年末調整の時に提出する書類に記入することができるので、所得控除を受けられるのです。
つまり、お金を貯めながら節税できるというわけです。
銀行や郵便局に預けていたら、わずかばかりの利息に税金取られちゃいますよね。
同じ貯めるならば、少しでもメリットがあるお金の貯め方の方がよいのではないでしょうか。
もちろん小規模企業共済等掛金控除はiDeCoも対象です。
マッチング拠出金制度の現状
冒頭の話のとおり、こういった案内をしても10人中8人は「余裕資金がないのでできません」と一蹴されます。
特に一定以上の所得の方(家庭持ちの働き盛りの方)に多い傾向が見られます。
住宅ローン
子供の教育資金
日々の飲み代(そして帰りのタクシー代)
など、毎日の生活で使っていくお金が多いからだと思いますが、本当に「余裕資金」を捻出することができないのでしょうか。
- スマートフォンの料金プランを見直す
- 毎日何気なく使っているお金がないか見直す
- コンビニでの「ついで買い」を見直す
現在の生活に少しの疑問を投げかければ、10,000円くらい将来の自分に投資できるのではないでしょうか。
- 現在の高額の通信費は60歳になった自分に何をもたらしてくれるのだろうか
- コンビニでついつい買ってしまうお菓子の味は翌日も覚えているのだろうか
わずかでもよいので「未来の自分のために毎月貯める意識」が必要だと私は思います。
昨日の業務を通じて、「手取り月20万円レベルの現実的な人」の方がマネー意識が高いなと感じました。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
これからも応援よろしくお願いします。
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