「配当金さえ入ればキャピタルはどうでもいい」という言葉をよく耳にします。それってホント?元本部分は気にならないの?
みなさん、こんにちわ。ヒヨッコ投資家 こかです。
定期的に配当金を受け取ることができ、リターンが読みやすい高配当利回り銘柄への投資熱は止まりません。
しかし、一方では元本部分で大きくマイナスが出ており、含み損を抱えていることも。
高配当利回り銘柄へオールOKという風潮、これってどうなの?!
高配当利回り銘柄への投資のメリット2つ
- 高配当利回り銘柄への投資メリット定期的に配当金を受け取ることができる
- 投資リターンが読みやすい
高配当利回り銘柄へ投資するメリットは、なんと言っても定期的に配当金を受け取ることができることです。
株価は下がるわ、給与は上がらないわ…というような不況期、定期的な配当金収入は投資家に大きな心理的安定をもたらしてくれます。
また、株式投資の値上がり益は●%という想定がしづらいですが、配当金ならば配当利回り●%とわかっているのでリターンが想定しやすいです。
運用益が見えると、運用プランも考えやすいですね。
高配当利回り銘柄に対する投資家の意見
2019年5月、楽天DIが投資家に高配当利回り銘柄に対するアンケートを行いました。
質問1:配当利回りを目当てに株を買ったことがありますか。
配当利回り目当ての株式投資の経験がある投資家は約7割いました。やはり大人気。
みんな配当金狙いでの投資経験があるんやね。
質問2:配当利回りを目当てに株を選ぶのは良いことだと思いますか。
一方では、いいえと考える人が9%、わからないと答える人は27%。
1/3の人が高配当銘柄投資に疑問を感じてる。
シーゲル教授の株式投資の未来を読めば、配当金再投資戦略の素晴らしさをたっぷり味わうことができます。
ただ、最近の配当金ラブ派さんたちがちょっとカゲキじゃないかと思うところがあります。
高配当株銘柄ならオールOKという風潮
高配当銘柄ならオールオッケーという風潮が高まっているせいか、あまりにも元本部分への意識が希薄な場合があります。
元本が毀損しても良いって…ほんまかいな。
「配当金さえもらえれば、キャピタルはいらない」
確かに配当金受取は嬉しいですけれど、元本を大きく毀損してまで受け取る配当金に意味はありません。
配当利回りが高い=株価が下がっている=パッとしない業績(の可能性も考えられる)銘柄と考えると、「配当金あるからオールオッケー☆イエーーイ」ってのはちょっとギモン。
企業は配当金を出すことが目的ではなく、業績を上げ、成長していくのが目的ですから。
配当金でお茶を濁されている感じが否めないですよね。
減配ニュースを受け急降下したクラフトハインツ株
バフェット銘柄として有名なクラフトハインツ(KHC)の減配ニュースは記憶に新しいのではないでしょうか。
株価が大きく下がってしまうリスクと減配リスク。この二つのリスクがあらわになりました。
減配ニュースを受けて、株価はツルンと垂直降下。
1年前は80ドル近辺で推移していた株が今では30ドル近辺と半分以下に。
「定期的に受け取る配当金が安心です」という謳い文句とは程遠い運用になってしまっています。
リターンは元本+受取配当金のトータルリターンで見るべき
基本過ぎますが、リターンは元本+受取配当金のトータルリターンで見るべきです。
配当金が出てればオールオッケーではありません。
元本部分で大きくマイナスが出ていると増えてるのか、減ってるのかわかりません。
元本部分は自分がお金を出して投資した部分ですよ?
元本部分も大切に、大切にしましょう。
高配当利回り銘柄へ投資したい!どうすればよい?
高配当利回り銘柄へ投資するならば、減配リスクや元本部分の毀損リスクを少しでも回避するため、分散投資が基本です。集中投資は避けるべきです。
複数銘柄へ分散したり、高配当株式へ投資するETFへ投資したり。
米国株ETFならば、VYMやHDV、SPYDがおすすめです。
ETFならば高配当利回り銘柄へまるっと投資してくれますからね。
わざわざ自分でポートフォリオを組む必要もありません。
高配当利回り銘柄への投資はオールオッケーではありません
配当金は株式投資のメリットの一つですが、偏愛しすぎるのは危険です。
日本株ならば半年に一度、米国株ならば3ヶ月に一度支払われる配当金。
たとえ株価が下がっていても、受け取ることができるとhighになってしまう麻薬的魅力があります。
高配当利回り銘柄への投資に、過度の集中は禁物。
過ぎたるは及ばざるが如し…
なんてことになったらアカン。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
最高のフィナーレを。YEAH!
いつもありがとうございます!
今日も応援よろしくお願いします☆
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