今、転職市場は売り手市場です。
しかし、それは男性に限ったことかもしれません。 


みなさん、こんにちわ。
ヒヨッコ投資家 こかです。

自社の採用部門が「女性の営業職は採用したくない」と言い切っているところに遭遇してしまいました。

女性のキャリアはライフイベントに左右されやすいです。
これは事実です。

男性が有利な仕事、女性が有利な仕事があります。
これも事実です。

ジェンダーに関しては、今年の東京大学の上野千鶴子氏の祝辞は記憶に新しいと思います。

こういった問題は根が深く、なかなか解決へ導くことはできません。

しかし、わたしが遭遇したシーンに関して言えば、いくら社内であってもセンシティブな問題だからこそ配慮して発言してほしかったです。

女性は採用したくない

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「今時、そんなこと言う会社あるの?」
「女性管理職だって増えてるじゃない」

と思われるかもしれませんが、「女性は採用したくない」というのが一部の採用現場では本音のようです。

結婚・妊娠・出産・育児・介護…
女性にはキャリアを見直す転機が多いです。

会社側からすると、女性は「人材の流出可能性が高い」わけであり、男性の方が「長く働いてもらえる」というわけです。

もちろん、男性だって育児休暇や介護休暇を取得する権利がありますし、取得している人だっています。
また、男性だからと言って長く働いてもらえる保証がありません。

「男は会社で働き、女は家事育児に専念する」という社会通念が根強いのか、我が社のような発言が出るのでしょう。

平成31年度東京大学学部入学式での祝辞


その後、ふと今年の東京大学の入学式の祝辞を思い出しました。
上野千鶴子氏の言葉です。



そうやって東大に頑張って進学した男女学生を待っているのは、どんな環境でしょうか。
他大学との合コン(合同コンパ)で東大の男子学生はもてます。
東大の女子学生からはこんな話を聞きました。
「キミ、どこの大学?」と訊かれたら、「東京、の、大学...」と答えるのだそうです。
なぜかといえば「東大」といえば、退かれるから、だそうです。
なぜ男子学生は東大生であることに誇りが持てるのに、女子学生は答えに躊躇するのでしょうか。
なぜなら、男性の価値と成績のよさは一致しているのに、女性の価値と成績のよさとのあいだには、ねじれがあるからです。
女子は子どものときから「かわいい」ことを期待されます。

https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/about/president/b_message31_03.html

これまであなたたちが過ごしてきた学校は、タテマエ平等の社会でした。
偏差値競争に男女別はありません。
ですが、大学に入る時点ですでに隠れた性差別が始まっています。
社会に出れば、もっとあからさまな性差別が横行しています。
東京大学もまた、残念ながらその例のひとつです。

学部においておよそ20%の女子学生比率は、大学院になると修士課程で25%、博士課程で30.7%になります。
その先、研究職となると、助教の女性比率は18.2、准教授で11.6、教授職で7.8%と低下します。
これは国会議員の女性比率より低い数字です。
女性学部長・研究科長は15人のうち1人、歴代総長には女性はいません。

 https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/about/president/b_message31_03.html

社会においての男女の差を「性差別」だなんて大げさだと笑われるかもしれません。

でも、上野氏の祝辞は事実を語っていると思います。

わたしは小中高と「男女平等」と習ってきました。
大学に入って、社会に出て、男女平等は「理想」だと痛感しました。

社会の仕組みは簡単には変わらないし、順応していくことが一番だと学びました。
可愛く、ニコニコしておくことが一番だと学びました。

腑に落ちないところもありますが、現実はこんなものでした。

考えるきっかけになればいいな


「女のくせに四大出て」

実際、わたしが言われたことのある言葉です。

この言葉を言われたことがあるから、「女性は〜」「女性だから〜」という言葉に反応してしまうのかもしれません。

わたしは大学の一般教養くらいでしかジェンダー論を学んだことがないので偉そうなことは言えないし、何か提案できるほどの知識もありません。 

違いを認める社会づくりは簡単にはできないけれど、何か「ん?」というシーンに遭遇したとき、一人一人が自分の中で問題提起し、改めて考え直す時間を持つことが少しでも解決策につながるのではないでしょうか。

上野氏の祝辞は、高校生のときに読んでみたかったなと思います。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。
最高のフィナーレを。

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