NOが言えなくてツライ人へ｜会社で「NO」と言いました。自分が壊れてしまう前に自分を守ってください

「NOが言えない日本人」

普段、わたしは「NO」を言うのが苦手です。

我慢して済むなら、我慢する方が楽と思ってしまうこともあります。

こんなわたしですが、上司からの要望に対してNOが言えました。

「もういい加減にしてほしい」と思ったからです。

普段から我慢をしていて心が限界を迎える前に、自分が本当に「これは嫌だ」と思うことはきちんとNOの意思表示をしてください。

自分が壊れてしまう前に自分を守ってください。

わたしがやるの…？

三度の育休を経て、復職し、時短勤務中のAさんが退職したいと言い出しました。

今すぐ退職したいわけでなく、時短勤務の終了と同時に退職したいらしいです。

Aさんの三度の休職のとき、わたしはAさんの業務を引き継いでいます。

できるのは、あなたしかいない

さて、Aさんから引き継いだ仕事でやりがいのある仕事があったので、Aさん復職後も続けたいと言いましたが、「Aさんに返して欲しい」と言われた仕事があります。

今度は

「Aさんが辞めたいと言っている。

この仕事のボリュームがあるようだから、もう一度あなたが担当してほしい。

できるのはあなたしかいない。

この負担を取り除けばAさんも退職を見合わせるかもしれない」と言われました。

「え？」と驚きました。

その仕事がなくなった分、他の仕事が増えていますし、今更そんなことを言われても困ります。

「Aさんは家庭の事情が大変なのだから理解してほしい。

旦那さんも事業所が変わり通勤が大変になったようで、Aさんは家をあけるのも大変な状態なのだから。

あなたしかいない」

知りたくなかったAさんの家庭の事情を聞かされた上、「あなたしかいない」の連発でした。

YESって言っちゃダメだ

わたしは管理職でもなく、一般課員です。

ある社員の個別の事情を汲んで業務を行うほどの技量もありませんし、対価もいただいていません。

チームとして機能することを考えれば受け入れるべきことだったのでしょうが、今までの経緯に加え、「あなたしかいない」と言われることにも抵抗を感じました。

「一社員に頼る他に、するべきことがあるのではないか」という思いもよぎりました。

頼りにされることは嬉しいことですが、頭の中で「これはYESと言っちゃダメだ」というアラートがずっと鳴っていました。

わたしは「すみません。厳しいです。

…。

『あなたしかいない』と言われるのがツライです」と正直に言いました。

頑張って「YES」と言って得られるものって何？

言ってしまった後はとても後味が悪かったです。

文章にすると大したことないですが、言った後の相手の表情が目に焼ついて離れません。

でも、自分の直感レベルで「NO」と思っていることを「YES」と言って得られるものって何でしょう？

周りからの評価？

周りからの信頼？

「周りからの何か」をもらって、自分の中で何が満たされるのでしょうか。

自尊心？

承認欲求？

これらでわたしは幸せになれるの？

相手の評価が下がることよりも、心の負担が増して、どんどん自分を消耗してしまう方が恐ろしいことです。

自分が壊れてしまう前に自分を守ってください

今回の話は、一旦白紙に戻りました。

「管理職」という立場で考えると、わたしのとった行動はチームにとって悩ましいものだと思います。

でも、ここで我慢したら、また同じことの繰り返しで自分にとって何も解決しなかったことでしょう。

わたしは自分の心に素直になってよかったと思っています。

なかなか「NO」が言えなくてツライ思いをしている方。

自分が本当に嫌なことは『嫌だ』と言っていいんです。

ちょっとくらいワガママになっても大丈夫です。

我慢の連続で自分が壊れてしまう前に自分を守ってください。

本日もお読みいただき、ありがとうございました。

最高のフィナーレを。

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