みなさん、こんにちわ。ヒヨッコ投資家 こかです。
「わたしに合うかも」と言って興味を持って、確定拠出年金の話を聞いてくれた女性がいました。
確定拠出年金には、税制メリットを生かした年金資金作りという一面のみでなく、「お金をつい使いすぎてしまう、自分の性格と合った貯金法」という捉え方もあることを知り、新しい発見でした。
また、確定拠出年金ではマッチング拠出を利用した、更なる自分年金作りもオススメです。
確定拠出年金の説明中「貯金できないわたしにぴったりかも!」
ある日、新入社員へ確定拠出年金の案内をしていました。
その新入社員さんの情報は以下のとおり。
投資経験なし
前職で確定拠出年金の経験なし
あまり興味を持ってもらえないだろうなぁと思いながら話していました。
しかし、意外と真面目な表情で話を聞いてもらえている感じ。寝られちゃうかと思っていました。
最後には「面白い」といってもらえました。
また、マッチング拠出(確定拠出年金に自分で上乗せできる制度)のところでは、
「私は自分で貯金箱を割っちゃうタイプなんです。
こういう強制的な方法でお金を貯めるほうがいいかもしれません」と話していました。
昨日まで全く投資に興味がなかった新人さん。

そんな彼女が「面白い」と言ってくれたことは説明者冥利につきます。
マッチング拠出は確定拠出年金に上乗せできる自分年金

マッチング拠出って何なん?

マッチング拠出についてまとめるで。
マッチング拠出とは
- 会社が拠出する掛金に加えて、本人が掛金を上乗せして拠出することができる制度(企業型確定拠出年金特有の制度)
- 税制面での優遇がある(所得控除(小規模企業共済等掛金控除)・運用益非課税)
- 原則60歳まで引き出せない
- 本人が拠出する金額は会社が拠出する金額を超えてはいけない

60歳まで引き出せませんが、節税しながら老後資金を貯めませんか。
普段は、このよう↑に案内しています。
マッチング拠出は確定拠出年金に掛け金を上乗せできる
通常、企業が拠出している確定拠出年金の金額は、決められた金額です。

会社が準備してくれているところに加えて、自分でも準備したいな。
会社の拠出金に加えて、自分で拠出することができる制度です。
マッチング拠出で更なる税制メリットが嬉しい
マッチング拠出で拠出した金額にも確定拠出年金と同様の税制メリットが受けられます。
運用益非課税
これら2種類の税制メリットが受けられます。
所得控除(小規模企業共済等掛金控除)
生命保険料などと一緒に、年末調整時のあの書類に記入することができます。
つまり、自分のために貯めたお金で所得控除が受けられるのです!
自分の老後資金が、現在の自分の税金を減らす効果をもたらしてくれます。

なんて働き者なのでしょう。
第一生命様のサイトでシミュレーション結果があったので引用いたします。(2018/2現在の税制)
節税効果、スバラシイですね。
運用益非課税
株式や投資信託を売買して利益を得ると、通常は利益部分に税金が課されます。
しかし、確定拠出年金での運用益は非課税です。もちろんマッチング拠出で出た運用益も非課税です。
NISAを使えど、一年間の利用枠が決まっています。
利用枠なしに運用益非課税とは、これほどありがたい話はありません。
引き出し年齢や拠出額の限度など、マッチング拠出にもデメリットが
自分年金が作れるマッチング拠出ですが、気をつけないといけない点もあります。
マッチング拠出で拠出したお金は60歳以降でないと引き出すことができません。
また、マッチング拠出で拠出する金額は企業が拠出する金額を超えてはいけないという決まりがあります。
節税メリットや制度をうまく利用して、少しづつ得する側にまわろう
確定拠出年金の案内をしていても、制度の細かいところまで理解してもらえることは少ないです。
また、途中で「お金ないので」とシャットダウンされることがほとんどです。
「お金がないので」と言って、情報をシャットダウンしていてはいつまで経っても損する側にまわるばかりです。
冒頭で紹介した彼女のように「私と合ってる!いいかも」とまずは興味を持ってみることが大切です、興味・関心から自主的に学ぶようになり、制度をうまく使えるマネー賢者に近づくことができます。

企業型確定拠出年金に入っているとiDeCoが使えないことがあるから、そういう場合にマッチング拠出が役立つよ。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
これからも応援よろしくお願いします。
みなさまからの応援で頑張れています!
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