
SPYDって他のETFより下がってる…。
なんでやろ??
みなさん、こんにちは。ヒヨッコ投資家 こかです。
SPYDの下落が目立つ
✔︎エネルギーセクター多め
✔︎ヘルスケアセクター等が少なめ
✔︎組み入れ内容の分散が不十分だったETFコンセプトの弱点が露呈されたのだと思います。
SPYDの「高配当」にのみ惑わされず、中身を理解した上で投資した方がよさそうです🙆♀️
私はVTI残高の1/3に抑えています。
— つみたて乙女こか🌈長期コツコツ投資 (@cocablog) April 4, 2020
今回の記事は最近のSPYDの株価推移について検証します。
SPYDが他のETFよりも下がっている
2020年2月〜4月のSPYDとVOOのチャートです。
- 青:SPYD
- 水色:VOO
新型コロナウイルスの影響で、2月下旬から株価が下がっている点は共通しています。
しかし、SPYDの下げ幅の方が大きいです。

SPYDの何があかんの?

詳しく見てみるで。
エネルギーセクターが犯人
SPYDの株価の足を引っ張っているのはエネルギーセクターではないかと推測します。
みなさまご存知のとおり、原油価格が大暴落し、エネルギーセクターは現在日陰セクターです。
SPYDはエネルギーセクターを約10%含んでいます。
SPYDとVDE、リート指数を比較
2020年2月から4月のSPYDとVDE、MSCI USリートインデックスのチャートです。
- 青:SPYD
- 水色:VDE
- 紫:MSCI USリートインデックス
VDEはバンガード社のエネルギーセクターETFです。
エネルギーセクターの価格推移を確認するため、チャートに重ねました。
また、SPYDは不動産セクターを最も多く組み入れている(約17%)ため、MSCI USリートインデックスもチャートに重ねました。
チャートをご覧いただくとわかるとおり、水色のVDE(エネルギー)の下げが目立ちます。
SPYDの下落の一因はエネルギーセクター、原油価格の下落と考えられます。
加えて、SPYDはディフェンシブセクターであるヘルスケアや通信セクターへの投資が少ないです。
SPYDのETFコンセプトは「S&P500採用銘柄のうち配当利回りのよいトップ80に投資する」です。
セクターや銘柄は問いません。

SPYDはXOMへも投資しています。
XOMの株価が下がったからと言って、SPYDホルダーは慌ててXOMへ投資する必要もないかもしれません。

ポートフォリオが油でベタベタになってしまう。
SPYDが危ない?ETFは中身までしっかり見る
SPYDは高配当株ETFとして大人気です。
しかし、SPYDの組み入れ銘柄はパッとしない銘柄が多く、今のところ不調です。
「高配当」という甘い蜜には何か理由があるかもしれません。
「投資資金の母」であるSPYDはVTIのサブETFとしてルールを守った投資を続けていく次第です。
今後もSPYDをメイン銘柄とすることは控えるつもりです。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
最高のフィナーレを。
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