
高配当株として名高いキヤノン。
保有中の方も多いのではないでしょうか。
みなさん、こんにちわ。ヒヨッコ投資家 こかです。
長年保有しているキヤノンの2019年12月期の決算と2020年12月期の予想が発表されました。
腐れ縁のキヤノンさん。
ちょっと明るいニュース😊と思っても、きっとそんなに株価は上がらない。
わたしたち、ズッ友😜💕 pic.twitter.com/qNcbYOw1Qu
— ヒヨッコ投資家こか🌈長期コツコツ投資 (@cocablog) January 29, 2020
本日の記事ではキヤノンの決算について書きます。
高配当株としての魅力には抗いがたいものがあります。
来期の業績予想はプラスとなっていますが、株価への反映は少し時間がかかるかなと思っています。
では、本日もこかブログに最後までおつきあいくださいませ。
高配当株キヤノン、2019年12月期の配当額は160円
キヤノンの2019年の配当金は160円/年で決定しました。
- 株価:3036円(2020年1月30日の終値)
- 配当利回り:5.27%
「高配当株」として名高いキヤノン、現在の配当利回りは5%を超えています。
わたしも配当利回りの良さにホレて、投資しました。
2020年は30%増益を見込む
2019年12月期のキヤノン決算を見てみます。
まずは前期と比較して、大きく数字が動いているところをチェックしていきます。
キヤノン決算前期比較
まずは前期比較です。(単位:百万円)
2018年12月期 | 2019年12月期 | 増減率 | |
売上高 | 3,951,937 | 3,593,299 | -9.1% |
営業利益 | 342,952 | 174,667 | -49.1% |
税引前当期純利益 | 362,892 | 195,740 | -46.1% |
売上高利益率 | 9.2% | 5.4% |
決算書を見ていて、利益率が下がった点が気になりました。
売上原価や販売管理費などの費用が増えたのかなと思い、前期と今期の売上原価と営業費用を確認しました。
しかし、前期と比べて費用が大きく増加したわけではありません。
やはり売上減少が響いているのかと思います。
セグメント別に売上を見てみる
イメージングシステムビジネスユニット(カメラやプリンタを扱う部門)の売上減の影響が大きいようです。
イメージングシステムビジネスユニットの売上は前期比16.8%減でした。
(前期:970,435百万円→今期:807,414百万円)
他のセグメントの売上減率は5%〜8%に対して、16%もの売上減は事業にとってイタイです。
ちなみに、キヤノンのセグメントは以下の4つで構成されています。
- オフィスビジネスユニット(企業向け複合機)
- イメージングシステムビジネスユニット(カメラやプリンタ)
- メディカルシステムビジネスユニット(医療用機器)
- 産業機器その他ビジネスユニット(半導体露光装置など)
2020年12月期年間予想
来期は今期を超える業績予想となっています。
来期見通しについて、決算短信より引用します。
通期の連結業績見通しは、不透明感が増す経営環境においても、競争力のある新製品を投入し、 医療機器やネットワークカメラなどの新規事業を一層強化することを反映して、売上高3兆 7,000 億円(前期比 3.0%増)、営業利益 2,300 億円(前期比 31.7%増)、税引前当期純利益 2,450 億円(前 期比 25.2%増)及び当社株主に帰属する当期純利益 1,600 億円(前期比 27.9%増)としております。
https://global.canon/ja/ir/results/2019/rslt2019j.pdf
いかに「脱カメラ」できるかどうかがキーだと思います。
インスタ映え写真はスマホで十分だし、ハイスペックモデルも需要に限界があるのではないでしょうか。
PanasonicのLUMIXのような女性ウケするモデルがあればミラーレスカメラも売れるでしょうけれど、キャッチーなミラーレスカメラはキヤノンのお得意ではないですしね…。
先日の日経にも脱カメラについての記事が上がっていました。
来期業績予想の数字は以下のとおりです。(単位:百万円)
2019年12月期 | 2020年12月期 年間予想 | 増減率 | |
売上高 | 3,593,299 | 3,700,000 | 3% |
営業利益 | 174,667 | 230,000 | 31.7% |
税引前当期純利益 | 195,740 | 245,000 | 25.2% |
売上高利益率 | 5.4% | 6.6% |
キヤノンはインカムゲイン派さん向けの銘柄
今期の業績は奮わなかったようですが、来期については明るい見通しを立ててきたキヤノン。
配当金をいただくため、わたしはホールドです。(まだプラ転してないですし)
インカムゲイン派にはキヤノンはおすすめですが、キャピタルゲイン派にキヤノンは物足りないでしょう。
来期の構造改革次第ですが、大きく株価が上がるかはまだギモン。
じわじわと配当金を貯めたい人向けの銘柄です。
国内モノなので為替の心配もなし。
配当利回り5%超えは優秀です。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
最高のフィナーレを。
いつもありがとうございます!
今日も応援よろしくお願いします☆
note第二弾書きました!



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