
【ALPHABET】の1Q決算が出ましたね。
市場全体への影響力の大きい銘柄なので、ホルダーでなくともチェックしています。
みなさん、こんにちわ。
ヒヨッコ投資家 こかです。
【ALPHABET】の2019年第一四半期の決算が発表となりました。
市場予想を下回る決算で、時間外取引での株価は下落しています。
ALPHABET第一四半期決算発表
4月29日に発表された【ALPHABET】の第一四半期決算発表です。
2019年第一四半期決算発表
- 売上高:363億3900万ドル(前年同期比17%増)
- 純利益:66億5700万ドル(前年同期比29.2%減)
- 売上高純利益率:18.3%
2018年第一四半期と比較
前年同期と比較してみます。
2018年第一四半期決算発表
- 売上高:311億ドル4600万ドル
- 純利益:94億100万ドル
- 売上高純利益率:30.1%
売上高は前年同期より増えていますが、市場予想を下回っています。
また、純利益・売上高純利益率は前年同期より減少しました。
売上高が伸び悩んだ原因と利益をあげられなかった原因を見てみます。
広告収入減少
売上高が伸び悩んだ原因は、広告収入の減少によるものです。
- YouTubeなどを中心とした広告収入が15%の伸びにとどまった。
- ペイドクリックの売上高が市場予想58%増に対し、39%増であった。
- コスト・パー・クリックの売上高は19%減った上、広告単価の下落を量の拡大で補えなかった。
- 非広告事業(企業向けクラウドサービスやAIスピーカーなど)の売上高は25%増だった。
ペイドクリック:利用者を課金サイトへ誘導するための検索連動型広告のこと
コスト・パー・クリック(CPC) :広告単価。クリック1回あたりの広告料金を示す。
制裁金の影響で減益に
制裁金が最終的な減益を導きました。
制裁金とは、EU競争法(独占禁止法)の違反金で、金額は約17億ドルです。
また、その他事業部門である「アザーベッツ」部門の営業赤字が8億6800万ドルと市場予想以上に膨らんだことも影響しました。
6か月チャート
【GOOG】の6か月チャートで株価の動きを確認します。
直近6か月では株価は右肩上がりとなっています。
やや過熱感が出ているかなという印象です。
今回の決算を受け、時間外取引は約7%下げる場面もありました。
取引開始後も厳しい値動きとなるかもしれません。
また、【ALPHABET】単体の株価のみでなく、市場全体が受ける影響も懸念されます。
今後は【APPLE】などの注目銘柄の決算発表も相次ぎ、連休中も米国市場の動きはチェックしておきたいところです。
今日もお読みいただき、ありがとうございました。
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