【老後2000万円金融庁レポート】「木を見て森を見ず」危機感を抱くべきは2000万だけではない。

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老後に2,000万円が必要と書いた金融庁レポートがあちこちで話題になっていますね。
老後資金の金額ばかりが注目されていますが、レポートから学ぶ内容は他にもあります。

みなさん、こんにちわ。
ヒヨッコ投資家 こかです。

金融庁の「高齢社会における資産形成・管理」で、老後に向けて自己資金を2,000万円準備する必要があるいう趣旨の記述があり、公的年金への不安を煽るとして問題視されています。

金融庁は11日、老後の金融資産が約2000万円必要とする試算を盛り込んだ報告書の事実上の撤回に追い込まれた。
麻生太郎金融相が同日、「正式な報告書として受け取らない」と表明した。
有識者会議でまとめた報告書が認められないのは異例だ。
騒動の広がりは将来の生活設計に対する不安を映し出した。
政府が公的年金制度改革を着実に進める必要性が改めて浮き彫りになった格好だ。
(中略)
報告書をまとめた有識者が示したのは、退職金を含めた長期の資産形成による備えが必要という提言だった。
ただ、より注目を集めたのは公的年金だけに頼った生活は成り立たないという点だ。

公的年金への不信感の根強さが今回の騒動を拡大させた側面が強く、将来への不安が大きいことを改めて浮き彫りにした。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45973070R10C19A6EA1000/ 日本経済新聞

2000万円の部分が強調されすぎて、このレポートに載っている他の統計結果から得る知識や情報が無視されているようです。

5月24日、当ブログでもピックアップしていますが、このレポートからは現代日本のマネーリテラシーや金融環境が浮き彫りにされています。
危機感を抱くべきは、他にもあるのではないでしょうか。

5月24日の記事の時点では「(案)」でした。

「高齢社会における資産形成・管理」

「高齢社会における資産形成・管理」は金融庁より発表されたレポートです。
上記で引用した日本経済新聞の記事にもあるとおり、老後の生活資金として2,000万円が不足すると書かれたことに世間の注目が集まりました。

夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみの無職の世帯では 毎月の不足額の平均は約5万円であり、まだ 20~30 年の人生があるとすれ ば、不足額の総額は単純計算で1,300 万円~2,000万円になる。

ただし、この記述は後から続く資産運用の重要さを説くための導入部分であり、このレポートの結論ではありません。

投資人口少なっ!!

日本の投資事情が詳らかにされている「高齢社会における資産形成・管理」
5月に一読したレポートを、改めて読み返しました。

今回、目に止まった点があります。
それは、NISAやiDeCoの利用者が少ないことです。

  • つみたてNISA利用者:1.0%
  • 一般NISA:10.9%
  • iDeCo:1.6%

一般NISAの利用者は約11%、つみたてNISAやiDeCoの利用者は1%台という数字です。

これらの数字が投資人口とイコールにはならないでしょうが、利用者数が想像以上が少ないことに驚きました。

国がおろそかにしている面(制度の整備や周知など)があることは否めません。
しかし、「知ろう」と思えば調べることはできるし、実際に利用している人もいるのです。

老後の資産形成の受け皿を知らせるのではなく、公的年金への不信感だけを取り上げているメディアの姿には違和感を感じます。

年金制度を批判したり、2000万円という金額に嘆いたりする前に、「学び」と「行動」が必要です。

そもそも日本の公的年金制度に対して期待薄なことは周知の事実です。
最も注視すべき点は、経済や金融知識を身につけて資産運用をすることの重要さではないでしょうか。

このレポートで取り上げるべき箇所は「老後の生活資金不足額2,000万円」という点のみではありません。

実は、NISAやiDeCo利用者数の数字を体感していることがあります。

私は業務で確定拠出年金の説明をすることがあり、必ず「iDeCoを聞かれたことやされたことはありますか」と尋ねます。

今のところ、「聞いたことはあります」という人は10人中2人、「やったことがあります」は0人です。
8割の人が「??」という表情をされます。

私が実感している数字は金融庁レポートの数字とほぼ同じです。
母集団によるのかと思っていましたが、これが世間の相場だったようです。

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木を見て森を見ず

ニュースで取り上げられている部分のみでなく、このレポートの全文を読んだ人はどれくらいいるのでしょうか。

自分で全文を読んだ上で情報の真偽や勘所を掴むべきです。
そうすれば、メディアが取り上げている箇所以外から学ぶことがたくさんあるはずです。

情報収拾するには自分の目で一次情報に触れることが大切です。
メディアに踊らされちゃダメだなと痛感しています。

長期分散投資のページはまるで教科書のように、うまくまとまっています。

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

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